栃木県・那須温泉の地で、昭和初期から旅館を営む「那須高原の宿 山水閣」は、日本旅館の本質を体感できる宿として知られる。

そんな「山水閣」が平成の時代に誕生させた旅館リゾート「那須別邸 回(なすべってい かい)」が、約1年の改装期間を経て、10月10日(火)にリニューアルオープンする。

滋味豊かな食が味わえる温泉旅館リゾート

2007年に開業した「那須別邸 回」は、那須御用邸のほど近くに位置し、豊かな森を活かした2000坪の敷地に、客室10室だけの旅館リゾートだ。

同旅館は今回のリニューアルで、客室2室・レストラン・レセプション棟を新設。開業以来、客室だけで完結していた宿が、令和の時代に相応しく、さらなる未来を見据える旅館リゾートとしていよいよオープンを果たす。

「那須別邸 回」のリニューアルは、客室・建物だけではない。日光国立公園内、那須連山の麓に位置する同旅館は、自然の厳しさと豊かさを知り、共生する場所でもある。その自然は、同時に食の豊かさを有している。

同旅館では、自然の豊かさと厳しさ、土地の歴史・風土・匂いを一番に感じてもらえるものが“料理”であると考え、「山里懐石料理」によって那須を表現する。

同懐石で提供する献立には、派手な食材はほとんどない。しかし、すぐそばにいる生産者がつくった採りたての素材を料理に反映することが、何よりの贅沢だと考えているという。

それぞれの食材の旬を逃すことなく、最小限に手を加え、旨味を損なうことなく調理を施す。素材に寄り添い、その滋味あふれる美味しさで満ちた食事をゲストに提供するのだ。

同旅館の予約受付は、9月18日(月・祝)午前9時より開始。オンライン予約の受付も、同日午前9時から開始となる。

また、今回のリニューアルにおいて、其の壱・弐・参・四・伍・七の各部屋については今までの部屋を補修・改修。新設した其の八・其の九と、全面改装を施した其の六・離れの十の部屋についての詳細は、電話にて問い合わせて欲しいとのことだ。

リニューアルした「那須別邸 回」で、那須の豊かな自然の恵みがもたらす滋味豊かな食を味わい、良質な温泉に身を委ねつつ、贅沢な寛ぎのひと時をすごしてみてはいかがだろう。

那須別邸 回(なすべってい かい)
所在地:栃木県那須郡那須町湯本206

(高野晃彰)