アンドリュー・ナバウト 写真:Getty Images

 かつて浦和レッズでプレーしていたオーストラリア1部メルボルン・シティFC所属FWアンドリュー・ナバウトが、負傷により今季絶望に。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージのヴァンフォーレ甲府戦を欠場することが決まった。

 同選手は2018年3月に浦和へ加入も、レギュラーに定着できず2019年7月にオーストラリア1部メルボルン・ビクトリーへ復帰。メルボルン・シティでは2020年9月からプレーしており、直近数シーズンはサイドアタッカーとして活躍。2022/23シーズンのオーストラリア1部リーグ戦では全26試合中14試合の先発出場で、3ゴール6アシストをマーク。上位4クラブによる優勝プレーオフでも決勝までの全3試合に出場し、チームの準優勝に貢献していた。

 今季の活躍も期待されていたナバウトだが、今月14日に行われたオーストラリア国内カップ戦でアキレス腱を負傷。ACLグループステージや国内リーグ戦開幕を前に、メルボルン・シティは同選手の負傷に関する声明を発表。具体的な負傷内容を明記していないものの、「今季の全試合を欠場する見込みだ」としている。

 メルボルン・シティはACLグループステージのグループHで甲府、ブリーラム・ユナイテッド(タイ1部)、浙江緑城足球倶楽部(中国1部)と同居。甲府とは今月20日にホームで対戦するほか、11月29日にも国立競技場で顔を合わせる。

 FWラファエル・シルバ(韓国1部・全北現代)やFWレオナルド(浙江)、FW江坂任(韓国1部・蔚山現代)など、元Jリーガーとの再会が期待される今季のACL。ただナバウトの約4年4か月ぶりとなる来日は、幻となるようだ。