森保一監督 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、今月の欧州遠征でドイツ代表とトルコ代表に勝利。トルコ戦前のミーティングにおける森保一監督のメッセージが話題を呼んでいる。

 北中米W杯優勝を目標に掲げる日本代表は、日本時間10日未明にドイツ国内で行われたドイツ戦で4-1と快勝。ベルギーに移動して中1日で臨んだトルコ戦では、DF伊藤洋輝(VfBシュツットガルト)をのぞき、全ポジションで先発メンバーが入れ替わった。それでもFW中村敬斗(スタッド・ランス)の2ゴールもあり、4-2で勝利。MF伊藤敦樹(浦和レッズ)やDF毎熊晟矢(セレッソ大阪)ら新戦力の活躍も光ったほか、キャプテンマークを巻いたMF田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ)がフル出場している。

 日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルでは、トルコ戦に臨む日本代表の選手や監督の姿を捉えた『Team Cam』が14日夜に公開。森保監督はトルコ戦前のミーティングで、EURO2024(欧州選手権)予選での成績を紹介しながら、トルコ代表の強さを力説。

 その上で「勝っていくということを忘れずに、誰が出ても勝つよ」と力強い言葉で選手を鼓舞。「チームガラッと変えて今日出すけど、プレゼントで出すつもりは全くないからね。この試合で勝つために、これから先我々が勝っていくために、我々のパワーを上げていくというところ。そのために今日のメンバーを選んで送り出す」とゲキを飛ばした。

 ドイツ戦で出番のなかった選手も活躍しただけに、YouTubeのコメント欄には「選手達の気を引き締める言葉」「森保監督の言葉響くなあ」「選手層が厚くなってきている証拠」など、ファン・サポーターから好意的なメッセージが多く寄せられている。

 これまでメンバー選考や起用法などで批判を浴びてきた森保監督。カタールW杯での結果や、今回のドイツ戦白星もあり、説得力のある言葉でファン・サポーターから支持を得ているようだ。