ポーランドサッカー協会(PZPN)は今月13日、フェルナンド・サントス監督の解任を公式発表。浦和レッズ率いるマチェイ・スコルジャ監督が、後任候補に浮上しているようだ。
カタールW杯ベスト16のポーランド代表は、W杯後にチェスワフ・ミフニェヴィチ監督が退任すると、今年1月にサントス氏を招へい。しかしEURO2024(欧州選手権)予選では、ここまで2勝3敗と苦戦。今年6月の国際親善試合でドイツ代表を下したものの、格下のモルドバ代表に敗れたほか、今月11日のアルバニア戦では0-2と完敗。グループEで首位アルバニアから勝ち点4差の4位に沈んでいる現状を踏まえて、PZPNは監督交代を決断している。
ポーランド紙『Przeglad Sportowy』のジャーナリストによると、ポーランド代表次期監督の有力候補にはラクフ・チェンストホバ指揮官として2022/23シーズンのポーランド1部リーグを制したマレク・パプシュン氏、現U21ポーランド代表監督のミハウ・プロビエシュ氏、2018年ロシアW杯でポーランド代表を率いていたアダム・ナバウカ氏、そして現浦和監督スコルジャ氏の名前が挙がっているとのこと。
同紙のジャーナリストは、新監督に求められる資質について「ロベルト・レバンドフスキやボイチェフ・シュチェスニーなど、すでに多くのことを成し遂げている選手たちと良好な関係を築き、適切な戦術を見つけ、新しい選手をチームに溶け込ませる。ピッチで起こっていることに対して適切な反応を見せて、対戦相手を分析できる人物でなければならない」と語ったという。
スコルジャ氏は2006年にポーランド代表のアシスタントコーチとしてドイツW杯に参戦。レフ・ポズナン指揮官として、2021/22シーズンのポーランド1部リーグ優勝を成し遂げるなど、母国ポーランドでの実績は十分だ。
なおポーランド代表の次期監督は、今月20日にも正式決定とのこと。浦和との契約を少なくとも2023シーズン終了後まで残しているスコルジャ監督の去就に注目が集まる。