パルシステム連合会は、9月11日（月）から、紙フィルター不要のコーヒードリッパー「燕三条 ステンレスコーヒードリッパー」の注文受付を開始した。

同製品は、パルシステム利用者が新潟県燕市のメーカーと共に開発したオールステンレス製のコーヒードリッパー。茶こしをヒントに入れやすさと洗いやすさを両立したスグレモノだ。

使う立場に立って開発したコーヒードリッパー

忙しい毎日を送りながらでも「すきま時間にひと息つけるコーヒータイムをつくりたい」という思いから開発をスタートした「燕三条 ステンレスコーヒードリッパー」。

時間に余裕がなくても無理なく使えるよう実際の使用シーンを想像しながら検証し、コーヒーを美味しく淹れられることに加え、毎日手軽に使い続けられる設計を施した。

茶こしをヒントにしたこだわりの「網」を採用

フィルターの網は、ペーパーレスという手軽さを実現するために、茶こしの網から着想した形状になっている。

一般的な茶こしが40メッシュのところ、同製品では250メッシュという非常に細かな網目を採用し、コーヒーを美味しく淹れられるだけでなく、粉が落ちない最適な網目を実現した。また、網目を「綾畳織（あやたたみおり）」という特殊な編み方にすることで粉が目詰まりしにくく、お湯抜けのよさをも叶えている。

汚れにくく洗いやすく環境にも優しい

同製品は1枚の板状の網から成型し、つなぎ目を極力減らすことで、汚れが溜まりにくいよう設計されている。使用後はドリッパーに溜まったコーヒーの粉を捨てて、さっと水で流すだけで簡単に洗える。繰り返し洗って使えるため、ペーパーに比べて環境に優しく経済的だ。

また製造には、コーヒーを入れた時にガタつかないようしっかり支えるスタンド・細かな網目・円錐状の成型など、新潟県燕市が培ってきた高い金属加工の技術を反映。工程のほとんどが職人による手作業で、ひとつひとつ丁寧に作り出している。

「燕三条 ステンレスコーヒードリッパー」の商品開発の前には、実際に使用する利用者がコーヒーの知識や基本の淹れ方を学ぶ講習を実施し、より具体的な意見交換を行った末に開発に至った。そして、原材料の高騰など苦労の連続を乗り越え、ものづくりの町・新潟県燕市のメーカーの協力を得て何度も試作を行い、理想の商品が完成したという。

同製品は、家庭ではもちろん、エコな観点からアウトドアなどでの使用にも最適だ。コーヒー好きにとっては、見逃せないドリッパーといえるだろう。

燕三条 ステンレスコーヒードリッパー
価格：3,058円（税込）

（高野晃彰）