伊豆半島の南に位置し、子ども連れにも人気の体験型水族館「下田海中水族館」。海の入江をそのまま利用した、ほかにはないロケーションにイルカが放し飼いされている開放感あふれる水族館です。一番の魅力は“イルカと遊べる”コンテンツが充実していること。イルカ以外にも、ペンギンやアザラシのショーや体験プログラムもたくさんあります。

今回は、そんなショーや体験を中心とした“下田海中水族館”をまる1日楽しめる「親子向けモデルプラン」をご提案。キッズもお父さん・お母さんも満足できること間違いなしの効率的なモデルコースを考えてみました。

※この記事の情報は、すべて2020年9月現在のものです。新型コロナウィルスの影響などで変更・休止・中止となる場合もあります。事前にお確かめください。

目次
下田海中水族館ってどんなところ?
伊豆の海でイルカを放し飼い
イルカなどを親子で観察!
ショーや体験プログラム
下田海中水族館のレジェンドって?
キッズサービスやコロナ対策
下田海中水族館の基本データ
水族館を満喫できる親子向けモデルプラン
9:30 入館したら参加プログラムを予約
9:50 イルカに餌やり&指示出し
10:10 エイたちが泳ぐ大きな水槽と企画展
10:35 ダイバーによる魚への餌やりを見る
11:00 アメージング・シートでイルカショー
11:30 海とイルカが見える場所でランチ
12:30 いるかの学校に参加
13:00 コツメカワウソに会う
13:30 アシカとカマイルカのショーを見る
14:10 ゴマフアザラシのショーを楽しむ
14:30 水槽を泳ぐ魚や生きものたちを観察
14:50 クラゲとクラゲの天敵(!?)を見る
15:25 ペンギンの給餌タイムに癒やされる
16:00 オリジナルのおみやげを記念に
16:30 最後はウミガメにごあいさつ
まだまだあります! 体験プログラム
曜日・期間限定の親子向けプログラム
毎日実施している親子向けプログラム
成長したら体験したいプログラム
コロナで休止中のプログラム

下田海中水族館ってどんなところ?

昭和42年(1967)にオープンした下田海中水族館は50年以上の歴史があるスポット。海の入江を利用したロケーションはとにかく開放的です。海を泳ぐイルカをはじめ、カワウソ、ペンギン、アザラシ、クラゲといった生きものもいます。まず、ココはどんな水族館で、どんな特徴・魅力があるのかと“親子での楽しみ方”をスタッフの方にうかがってみました。
 

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営業課長の浅川 弘(あさかわ ひろし)さん。地元出身で平成元年入社のベテラン。イルカなどの飼育を25年担当したあと、現在の担当に。あわせて、入社2年目から現在まで、ウミガメの調査・研究も継続中だそうです。下田海中水族館のこと、生きもののことをたくさん教えていただきました(写真=るるぶkidsより引用)

伊豆の海を利用してイルカを放し飼い

『広い海を仕切ってイルカを放し飼いしているのは、ほかにはないと思います』と浅川さん。そう、伊豆の海の入江部分を区切って、そこでイルカを放し飼いしているのです。『地形もほぼそのまま使っています』。なるほど、だから入って海を見渡した瞬間、開放的な気分になれるんですね。
 

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空から見た下田海中水族館。入江のようなエリアが水族館です(写真=るるぶkidsより引用)

イルカなどを親子で観察! 飼育員に質問もOK

親子での楽しみ方をたずねると『ショーや体験を楽しむのももちろんですが、放し飼いにしているイルカを親子でじっくり観察するのもおすすめの楽しみ方です。例えば、呼吸はどのくらいの間隔で行っているか、とか、1頭のイルカを追っていくと興味深いですよ』と浅川さん。確かに、それは下田海中水族館じゃないとできない楽しみ方かもしれませんね。
 

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放し飼いされているバンドウイルカ(写真=るるぶkidsより引用)

ショーや体験プログラムで生きものに大接近

浅川さんは『やっぱり、ショーやふれあい、餌やりなどができる体験プログラムは、親子で楽しむのに欠かせません。“生きものとの距離感の近さ”を感じていただけると思います。距離が近いのでニオイなんかもチェックしてみてください』。生きものに大接近できる体験プログラムが多いのでニオイにも注目してみましょう。
 

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「ドルフィンフィーディング」でイルカに大接近(写真=るるぶkidsより引用)

下田海中水族館のレジェンド知ってますか?

下田海中水族館の歴史についてたずねると『世界最長の飼育記録を持っていたオキゴンドウの“ジャンボ”は館内に記念碑があるほどのレジェンドです』と浅川さん。どんなところが?『とっても人なつっこいメスのオキゴンドウで、当時10頭くらいいたイルカのリーダー的存在でみんなをまとめてました。“ジャンボ”がいたから、ふれあいなどの体験プログラムもスタートできたんです』。なるほど、まさに下田海中水族館のレジェンドですね。
 

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ドルフィンビーチカウンターの横にある“ジャンボ”の記念碑(写真=るるぶkidsより引用)

キッズサービスやコロナ対策について

キッズサービスについては『ベビーカーは持込自由で、授乳室はおみやげコーナーとレストランに2カ所あります』と浅川さん。コロナ対策については『館内は一方通行になっています。レストランやおみやげコーナーに入ると再入館の形で入っていただきます。チケットを忘れずにお願いします。あとは施設の消毒やパーテーションの設置、検温とマスク着用のお願いをしております。また、一部の体験プログラムなどを休止していますのでご確認ください』とのことでした。
 

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授乳室のベビーシートです(写真=るるぶkidsより引用)

下田海中水族館

しもだかいちゅうすいぞくかん
 

問合先 0558-22-3567
住所 静岡県下田市3-22-31
料金 【入館料】大人2100円/4歳~小学生1050円/3歳以下無料
営業時間 9:00~16:30(土・日曜、祝日は~17:00)※季節により異なる。最終入館は閉館1時間前
休館日 年に4日間(2020年は12月15~18日)
アクセス 【公共交通】伊豆急行伊豆急下田駅→タクシーで約5分 ※路線バスもあり(約7分、1日7本)
【車】東名高速沼津IC→伊豆縦貫道→修善寺道路→国道414・135号経由→約80km
駐車場 200台(無料)
URL https://shimoda-aquarium.com/
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自然がいっぱいの下田海中水族館で開放的な1日を(写真=るるぶkidsより引用)

水族館を満喫できる親子向けモデルプラン

ショーや体験プログラムが盛りだくさん、ということは“時間が決まっているものが多い”ということでもあります。せっかくの家族の1日、できるだけ時間を有効に使いたい、ということで「親子向けモデルプラン」を考えてみました。
 

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2020年秋の館内MAPで、これは公式サイトからダウンロードできます。季節によって変わる場合もあるので、これをGETしてプランをつくってみてくださいね<(写真=るるぶkidsより引用)

上のMAPを見てもわかる通り、下田海中水族館には3つの基点があります。1つは入場券売場などがある「出入口」(写真下あたり)、2つめが「アクアドームペリー号周辺」(写真中央あたり)、3つめは展示施設が並ぶ「ペンギンプール・マリンスタジアム周辺」(写真右上あたり)。この3基点を軸にするとわかりやすいですよ。では、2020年8月26日~2021年3月24日の営業時間、つまりは9:30~16:30という設定のプランです。

9:30 入館したら参加プログラムを予約

ドルフィンフィーデングとアメージング・シートを予約

[場所]ドルフィンビーチカウンター
[所要]約15分

当日予約が必要なプログラムは、入館後すぐに申し込みましょう。予約場所はドルフィンビーチカウンターで、入口からもっとも遠い場所にあります。館内の海や風景を眺めながら、ゆっくり歩いて5分くらいです。今回のプランでは、ドルフィンフィーデングとアメージング・シートを予約。
 

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イルカのオブジェとカメ池がある水族館の入口(写真=るるぶkidsより引用)
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「イルカとのふれあいコーナー」と書かれたところにドルフィンビーチカウンターがあります(写真=るるぶkidsより引用)

9:50 イルカに餌をあげたり指示を出したり

学びながら餌やり! ドルフィンフィーディング

[場所]ドルフィンフィーディング会場
[所要]約10分

●ドルフィンフィーディング

  • 料金:1300円
  • 制限:未就学児は要保護者付添
  • 予約:必要(ドルフィンビーチカウンターにて当日先着順)
  • 実施:毎日8~10回(9:50~/10:00~/10:10~/11:30~/11:40~/11:50~/13:30~/13:40~/13:50~/14:00~)※11:50~/14:00~は実施しない場合あり

    イルカに間近で餌をあげられるドルフィンフィーディングは1日8回以上も実施する人気の体験プログラム。イルカに指示を出して、イルカができたら餌をあげるというスタイルで「お腹を見せて」「ジャンプして」など、いくつかの指示を体験できます。親子で体験するのにピッタリ。
     

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イルカがうまくできたので餌をあげてます(写真=るるぶkidsより引用)
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イルカがお腹を見せてくれています(写真=るるぶkidsより引用)
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手でイルカがジャンプするように指示。小さなキッズでもできますよ(写真=るるぶkidsより引用)
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そして、イルカが見事なジャンプを見せてくれます(写真=るるぶkidsより引用)

10:10 エイたちが泳ぐ大きな水槽と企画展

海に浮かぶアクアドームペリー号の大水槽を観察

[場所]アクアドームペリー号
[所要]約20分

次は、すぐ近くにあるアクアドームペリー号へ。中には大水槽があり、大きなホシエイをはじめマイワシ、タカベ、イサキ、シマフグ、ネコザメなどが泳いでいます。また、館内で企画展も開催中です。
 

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自然光が入って美しい大水槽。ゆっくり座れるシートもあります(写真=るるぶkidsより引用)
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大水槽を横から見られる場所。ほかにも各所に窓があり、さまざまな角度から魚たちを観察できます(写真=るるぶkidsより引用)
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岩陰にじっとしていることが多いウツボ。この日は泳いでいる姿を見せてくれました(写真=るるぶkidsより引用)

下他海中水族館×鈴木香里武

「わたしたち、下田の海でヘンタイするんです展」 令和のお魚王子・鈴木香里武さんのコラボ企画で“ヘンシン”“ヘンテコ”“ヘンタイ”という3つの“ヘン”を入口に、幼い海の生きものたちの成長の物語を展示しています。『2020年3月からスタートし大好評です。リュウグウノツカイの貴重な標本なども見られますよ。終了は未定…1~2年は展示予定です』と浅川さん。しばらく見られるそうですよ。
 

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オスだけ桜吹雪模様があるサクラダイやいつも貝殻と一緒のソメンヤドカリなど、解説を読みながら見ると楽しいですよ(写真=るるぶkidsより引用)

10:35 ダイバーによる魚への餌やりを見る

エイがこんなに~!? 迫力のディスカバリーオーシャン

[場所]アクアドームペリー号の大水槽
[所要]約20分

●ディスカバリーオーシャン

  • 料金:観覧無料
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日2~3回(10:35~/14:35~)※夏休みのみ9:00~もあり

    ダイバーが魚たちに餌をあげるディスカバリーオーシャンの時間になると、大きなエイが大水槽の前面に出現します。しかも“あの”エイの裏の顔(お腹の部分で、目に見えるのは鼻です)を見せながら。『これはホシエイです。エイは大きいのを運ぶのは難しいので、最初は小さかったのすが…大きく育ちました(笑)』と浅川さん。ああ、大きくなったんですね。このホシエイをはじめ、ほかの魚たちへの餌やりは見応えがあり必見です。
     

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ホシエイが大水槽前面に登場。「いったいどこにいたの?」というほどの迫力です(写真=るるぶkidsより引用)
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エイたちが餌をもらっている姿が可愛いんです(写真=るるぶkidsより引用)
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ダイバーがウミガメのお腹を見せてくれました(写真=るるぶkidsより引用)
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子どもたちも興味津々。最後にダイバーさんとホシエイがごあいさつ(写真=るるぶkidsより引用)

11:00 アメージング・シートでイルカショー

イルカが頭上をジャンプする特等席でワンダーオーシャン

[場所]海上ステージ
[所要]約20分

●ワンダーオーシャン

  • 料金:観覧無料
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日3~4回(9:20~/11:005~/13:00~/15:00~)※9:30開館日は9:20~なし

    ワンダーオーシャンは海上ステージでのイルカショー。普通に見るならアクアドームペリー号に観覧スペースがあるのでコチラで。ジャンプをはじめ、さまざまなイルカのパフォーマンスを開放的な空間で見ることができます。
     

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バンドウイルカの2頭が出演します(写真=るるぶkidsより引用)
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トレーナーさんをのせてジャンプするスゴ技も披露(写真=るるぶkidsより引用)
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イルカのジャンプ力のスゴさにビックリ(写真=るるぶkidsより引用)

●アメージング・シート

  • 料金:1000円(土・日曜、祝日、GW、夏休み、年末年始は1500円)※ビニールポンチョ付き
  • 制限:3歳以下不可/小学生以下は要保護者付添
  • 予約:必要(ドルフィンビーチカウンターにて当日先着順)
  • 実施:上記ワンダーオーシャン参照

    このワンダーオーシャンをイルカの間近で見ることができるのがアメージング・シートです。ポンチョを着て固定されたボート状の舟に乗り込み、海抜ゼロメートルの視点からショーを堪能できます。目の前を超高速で駆け抜けたり、水しぶきのごあいさつがあったり、なんといっても、イルカが頭上をジャンプする体験はほかではできませんよ。
     

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イルカの頭上ジャンプは予告なしに突然やってきます(写真=るるぶkidsより引用)
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シートの近くまで来て尾ヒレで水しぶきのプレゼント(写真=るるぶkidsより引用)
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このくらいの距離感でイルカを見られます(写真=るるぶkidsより引用)
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イルカの数々の妙技を近くで見るとまた格別ですよ(写真=るるぶkidsより引用)

11:30 海とイルカが見える場所でランチ

お子様ランチや下田開国塩ラーメンでランチ休憩

[場所]レストラン TheDish
[所要]約50分

次のプログラムが12:30からなので、少し早めにランチタイム。アクアドームペリー号から出口に向かえばレストランがあります。海やイルカたちを眺めながら食事ができるロケーション抜群の店です。キッズ用のイスはもちろん、近くに授乳室やトイレもあります。
 

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お子様ランチ880円。甘口カレーやエビフライなど(写真=るるぶkidsより引用)
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手前が下田開国塩ラーメン930円、奥が鮫のカツカレー(サラダ付き)1200円(写真=るるぶkidsより引用)

12:30 いるかの学校に参加

イルカのことがよくわかる予約不要で無料のプログラム

[場所]いるかの学校
[所要]約10分

●いるかの学校

  • 料金:観覧無料
  • 制限:ヒールなどカカトのある靴は不可
  • 予約:不要
  • 実施:毎日1回(12:30~)

    毎日12:30スタートのいるかの学校は予約不要で無料の手軽な体験プログラムです。イルカのトレーニングを間近で見られるとともに、イルカについての解説もいろいろ聞けますよ。
     

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いるかの学校の入口。奥に見えている建物にレストランがあります。すぐ近くです(写真=るるぶkidsより引用)
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入江に浮かぶ桟橋で飼育員さんがイルカに餌をあげたりします(写真=るるぶkidsより引用)
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どんな餌をあげているかも解説してくれます(写真=るるぶkidsより引用)
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イルカのカラダについての解説もありますよ(写真=るるぶkidsより引用)

13:00 コツメカワウソに会う

カワウソ兄弟を間近で観察

[場所]コツメカワウソ展示舎
[所要]約15分

アシカとカマイルカのショーがあるマリンスタジアムに行く途中のコツメカワウソ展示舎にちょっと立ち寄り。“ワサビ”“マメタ”というオスの兄弟2頭がいて元気に遊んでいます。飼育員さんがエサをあげる時間にあたると、カワウソのさまざまなポーズが見られます。この時間に見られなかったら、あとで通りかかったときにチェックしてみましょう。
 

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見ていると間近まで来てくれることもあります(写真=るるぶkidsより引用)
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2頭がキス!? 兄弟なのに…まあ、大好き♪ ってことで(写真=るるぶkidsより引用)
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飼育員さんと一緒に「ごちそ~うさま」。よくできました(写真=るるぶkidsより引用)

13:30 アシカとカマイルカのショーを見る

全国的にも珍しいアシカの水中ショー&キレ抜群のカマイルカ

[場所]マリンスタジアム
[所要]約30分

●マリンファンタジー

  • 料金:観覧無料
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日3回(9:50~/13:30~/15:50~)

    マリンファンタジー、最初に登場するのはカリフォルニアアシカ。陸上でのコミカルなパフォーマンスに加え、水中でのアシカの動きを見られるのは日本でも珍しいんですよ。
     

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まずは、軽くヒョイとみなさんにごあいさつ(写真=るるぶkidsより引用)
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水中でぐるぐる回転する姿などを披露してくれます(写真=るるぶkidsより引用)
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トレーナーさんにチュッ♪ カリフォルニアアシカは芸達者です(写真=るるぶkidsより引用)

アシカに続いてカマイルカが登場。ジャンプはもちろん、高速で泳ぐ姿や、立ったまま水上を進んだり。とにかく、カマイルカの動きのキレの良さにビックリ。必見です。
 

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ボールに向かってジャ~~ンプ!! ホントにスゴい高さまで跳びます(写真=るるぶkidsより引用)
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2頭のカマイルカが陸にあがってごあいさつ(写真=るるぶkidsより引用)
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立ったまま水上を進んでいくカマイルカ(写真=るるぶkidsより引用)
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2頭一緒にジャンプする姿もきまっています(写真=るるぶkidsより引用)

14:10 ゴマフアザラシのショーを楽しむ

仲良しキスやバイバイポーズなど可愛さにキュンとします

[場所]アザラシ館
[所要]約15分

●スマイルシップ

  • 料金:観覧無料
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日2回(11:45~/14:10~)

    ゴマフアザラシの特徴などを解説したり、食事シーンが見られるほか、いろんなポーズでみんなを楽しませてくれます。キスしてくれたり、くるくる回ったり、手を振るポーズなど、かなりの芸達者ですよ。
     

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ショーの最初に“応援よろしくね!!”とボードを見せてくれます(写真=るるぶkidsより引用)
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2頭の熱い(?)キスシーンです(写真=るるぶkidsより引用)
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まだショーには参加できませんが、奥にチョコンといる姿が可愛い“カブト”。2歳のオスです(写真=るるぶkidsより引用)
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ショーの最後にバイバイポーズ。左が“コハル”、右が“サクラコ”でした(写真=るるぶkidsより引用)

14:30 水槽を泳ぐ魚や生きものたちを観察

伊豆の海にいる生きものが勢揃いするテーマ水槽

[場所]伊豆の海の生物館 うみめぐり
[所要]約15分

次に時間が決まっているのはペンギンのペタペタマーチ。それまで少し時間があるので、近くにある水槽展示を見てみましょう。伊豆の海の生物館という名前のとおり、ここには伊豆の海にいる魚や生きものがいます。東伊豆・西伊豆・南伊豆とエリア別に紹介。深海生物や漁業水槽などもありますよ。
 

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西伊豆ゾーンの小さな水槽にいたオオカイカムリ。海綿やサンゴを背負って身を隠しています(写真=るるぶkidsより引用)
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スベスベマンジュウガニという名前で、なんだかおいしそうですが、実はフグ毒を持っている危険なカニなのです。西伊豆ゾーンにいます(写真=るるぶkidsより引用)
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漁業ゾーンにいるイセエビ。おいし…いやいや、なかなかカッコいいですね(写真=るるぶkidsより引用)
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ミノカサゴがしっかりカメラ目線でこっちを見てくれました(写真=るるぶkidsより引用)

14:50 クラゲとクラゲの天敵(!?)を見る

入るとすぐにクラゲの天敵登場! 狭いながらも落ち着く空間

[場所]クラリウム
[所要]約15分

続いて、コチラもすぐ近くにあるクラゲの展示室 クラリウムへ。水族館はかなり行っているほうだと思うのですが、クラゲの天敵であるカワハギを“クラゲの天敵”と題して展示しているのは初めて見ました。スペースは小さいですが、しばらくココに座っていたくなる空間です。
 

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クラリウムの入口。ミズクラゲの写真がいっぱい(写真=るるぶkidsより引用)
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いくつかの小さな水槽の中でも「可愛い~い」という声が聞こえたタコクラゲ。そう、なんだか動きがキュートなんです(写真=るるぶkidsより引用)
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細長くてとっても神秘的なアカクラゲ(写真=るるぶkidsより引用)
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これがクラゲの天敵のカワハギ。『エチゼンクラゲが大量発生した翌年、カワハギがたくさん捕れたらしいですよ』と浅川さんが教えてくれました(写真=るるぶkidsより引用)

15:25 ペンギンの給餌タイムに癒やされる

ペタペタ歩くフンボルトペンギンと威厳あるオウサマペンギン

[場所]ペンギンプール
[所要]約15分

●ペタペタマーチ

  • 料金:観覧無料
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日2回(11:25~/15:25~)

    立体的にペンギンの様子を観察できるペンギンプール。ココで行われるペタペタマーチは、飼育員さんがペンギンについての話をしながら餌をあげる時間です。集まってくるフンボルトペンギンたちの姿に癒やされること間違いなし。
     

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プールや歩行通路などがあえうエリアにフンボルトペンギンがいっぱい(写真=るるぶkidsより引用)
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頭上でペンギンが歩く姿や泳ぐ様子を間近で観察できます(写真=るるぶkidsより引用)
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ペタペタマーチの時間、飼育員さんにペンギンたちがペタペタと近づいてきます(写真=るるぶkidsより引用)

●オウサマペンギン舎

ペンギンプールのそばにオウサマペンギン舎があります。姿勢が良くて威厳たっぷりのオウサマペンギン。取材時には、2020年8月に生まれたヒナもいました。
 

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手前がオウサマペンギンの赤ちゃん…けっこう大きいんです(写真=るるぶkidsより引用)

16:00 オリジナルのおみやげを記念に

カワウソぬいぐるみや可愛いイラストのグッズなど

[場所]おみやげコーナー
[所要]約20分

レストランと隣り合わせにおみやげコーナーがあり、下田海中水族館オリジナルグッズも販売しています。水族館での1日の思い出におみやげ探しはいかがでしょうか。
 

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ペンギンやアザラシの可愛いぬいぐるみなどグッズがいっぱいの店内(写真=るるぶkidsより引用)
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オリジナルカワウソぬいぐるみ。Mサイズ1個2530円、Sサイズ1個1430円(写真=るるぶkidsより引用)
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イラストが可愛い水族館限定グッズ。手前が、おみくじキーホルダー1個495円、奥左がトランプ768円。奥右は和柄入浴剤1袋220円(写真=るるぶkidsより引用)
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バンドウイルカモチーフの和柄シリーズ。上は和柄ポケットミニハンカチ1枚567円。下は右から、和柄A7リングメモ帳1冊372円、和柄爪切り&栓抜きキーホルダー330円、和柄耳かき1個330円(写真=るるぶkidsより引用)

16:30 最後はウミガメにごあいさつ

地元で愛されるカメ池のウミガメたち

[場所]カメ池
[所要]約15分

帰る前に、入口外のカメ池のウミガメを観察。5~6頭がいます。浅川さんも『入館しなくても見られるカメ池は地元の憩いのスポットで、おじいちゃん・おばあちゃんや、そのお孫さんに愛されています』と教えてくれました。最後にあいさつして帰りましょう。
 

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ウミガメはガラス越しにコチラを見つめてくれたりします(写真=るるぶkidsより引用)

まだまだあります! 体験プログラム

親子向けモデルプランには入れませんでしたが、まだまだ体験プログラムはたくさんあります。ココでは、これまでに登場していない「曜日・期間限定の親子向けプログラム」「毎日実施している親子向けプログラム」「子どもが成長したら体験したいプログラム」、そして2020年9月現在「コロナで休止中のプログラム」を紹介します。
 

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『子どもたちに本物の体験をしてほしい、という思いで、職業体験プログラム「わくワーク」を始めました』と浅川さん。ほかにも体験プログラムを教えていただきました(写真=るるぶkidsより引用)

曜日・期間限定の親子向けプログラム

こども飼育員「わくワーク」は『キッザニアにヒントを得て始めた職業体験プログラムです』と浅川さん。『凍ったイルカの餌を解凍するところから、包丁で餌をつくったり、イルカを飼育するための雑学を学んだり、約3時間、イルカの飼育員体験ができます』とのこと。毎週日曜限定ですが小学生はぜひチャレンジしてみましょう。

●こども飼育員「わくワーク」

  • 料金:1万円(付添は2100円)
  • 対象:小学生
  • 予約:必要(公式サイトの申し込みフォームから)
  • 実施:毎週日曜に1日2回(9:30~/13:00~)
  • 所要:約3時間
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包丁を使ってイルカの餌などをつくっていく子どもたち(写真=るるぶkidsより引用)
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イルカへのサイン出しを実際にやってみます(写真=るるぶkidsより引用)
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サインにしたがってイルカがジャンプしてくれるとうれしいものです(写真=るるぶkidsより引用)

<その他のプログラム>

●ファミリードルフィン

  • 料金:1500円
  • 制限:未就学児不可
  • 予約:必要
  • 実施:春休み・GW・夏休みに1日3回
  • 所要:約20分
  • 家族貸し切りでイルカに餌をあげたりサインを出したりできます

●コツメカワウソ餌やり体験

  • 料金:1回500円
  • 制限:なし
  • 予約:必要
  • 実施:土・日曜、祝日に1日1回
  • 所要:餌がなくなり次第終了
  • 餌入りカプセルを販売。壁穴からの餌やりが楽しめます

毎日実施している親子向けプログラム

下田海中水族館の体験プログラムのなかで、親子一緒にイルカとふれあえるのが「うきうきドルフィン」です。最初のレクチャーから着替え、そして海での体験と、あわせて1時間30分くらいの、じっくり体験コースです。

●うきうきドルフィン

  • 料金:5000円(レンタル料別)
  • 制限:未就学児不可/足が届かない海が怖い人は不可
  • 予約:必要(利用予定日の2カ月前から電話で予約可能。予約はドルフィンビーチカウンター:0558-27-2770まで)※当日空きがあれば当日先着順
  • 実施:毎日2~3回(9:00~/13:00~)※夏休みは8:30~/10:30~/12:30~
  • 所要:約1時間30分
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海の中でイルカにさわったりできます(写真=るるぶkidsより引用)

そのほか、ペンギンや魚に餌をあげたり、入口のウミガメに餌をあげたり、毎日実施している親子で体験できるプログラムがあります。

<その他のプログラム>

●ペンギン餌やり体験

  • 料金:200円
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日1回(12:30~)
  • 所要:餌がなくなり次第終了

●ウミガメ餌やり体験

  • 料金:1回100円
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:随時
  • 所要:餌がなくなり次第終了
  • ウミガメにトングで餌をあげられます

●ドルフィンウォッチングボート

  • 料金:1台1200円
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:毎日4回
  • 所要:約20分
  • イルカが泳ぐ入江にペダルボート(自分の足で漕ぎます)で漕ぎ出せます

●魚餌やり体験

  • 料金:1回100円
  • 制限:なし
  • 予約:不要
  • 実施:随時
  • 所要:餌がなくなり次第終了
  • アクアドームペリー号近くのイケスにいる魚たちに餌をあげられます

●シーカヤック体験

  • 料金:大人9000円、小学生7000円
  • 制限:未就学児不可
  • 予約:必要
  • 実施:毎日3回
  • 所要:約1時間30分
  • シーカヤックでイルカが泳ぐ入江へ。詳しくはコチラ

子どもが成長したら体験したいプログラム

海に入ってイルカに近づいてさわることもできるドルフィンビーチなどもあります。ただ、未就学児や小学校低学年は体験不可。子どもたちが成長したとき、親子でぜひ体験を。
 

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海でイルカにさわれるドルフィンビーチ(写真=るるぶkidsより引用)

●ドルフィンビーチ

  • 料金:1600円(フェイスガード付き)
  • 制限:小学4年生以下・身長140cm未満不可(6~9月は保護者の付添があれば年齢制限なし)
  • 予約:必要(利用予定日の2カ月前から電話で予約可能。予約はドルフィンビーチカウンター:0558-27-2770まで)※当日空きがあれば当日先着順
  • 実施:毎日1~2回(10:00~/14:00~)※7・8月は14:00~なしの場合あり
  • 所要:約50分

<その他のプログラム>

●ドルフィンスノーケル

  • 料金:7000円
  • 制限:小学生以下不可(夏休みは小学4年生以下不可)
  • 予約:必要
  • 実施:毎日2回
  • 所要:約2時間
  • スノーケルを装着し、イルカと一緒に泳げるプログラム

●ドルフィンダイビング

  • 料金:1万3200円
  • 制限:9歳以下不可
  • 予約:必要
  • 実施:10~6月の毎日3回
  • 所要:約1時間30分
  • 夏季以外の季節に、ダイビングしてカマイルカと一緒に泳げます

コロナで休止中のプログラム

2020年9月現在、コロナの影響で休止中のプログラムもたくさんあるのです。どんなプログラムがあるかだけチェックしておきましょう。いつか再開したら、ぜひ体験してみてくださいね。再開については公式サイトなどでご確認ください。

るるぶkids
(写真=るるぶkidsより引用)
  • ペンギンと記念撮影

    フンポルトペンギンと一緒に記念撮影できます

  • ペンギンふれあい体験

    ペンギンにさわれる体験です

  • ペンギンのお散歩タイム

    ペンギンたちが館内のどこかを散歩する時間です

  • アザラシ餌やり体験

    ゴマフアザラシに餌をあげることができる体験

  • アザラシから一言

    アザラシショー終了後「誕生日おめでとう」など、お願いした言葉が書かれたメッセージボードを持って登場します

  • サメ肌体験

    ネコザメの肌を直接さわることができます

  • ドクターフィッシュガラ体験

    お肌の角質を食べてくれるドクターフィッシュガラを体験

  • ドルフィンステージ

    マリンスタジアムでイルカに餌をあげたり写真撮影もできます

  • あの人にサプライズ!

    マリンスタジアムのイルカショー終了後にイルカからプレゼントをあげてもらえます

  • 魚ぎょラボバックヤードツアー

    水族館のウラガワを飼育係さんが案内します

  • ウミガメガイド給餌

    飼育係さんがウミガメの話をしながら餌をあげる時間です 最後に、浅川さんに水族館のこだわりを聞いてみました。『一番大事にしているのは“生きものとの距離感”です。もちろん、近くてさわれるということもありますが、生きものが“近いと感じられる”水族館でありたいと思っています』とのこと。この自然に囲まれた素敵な水族館、ぜひ一度訪ねてみてください!
     

るるぶkids
ドルフィンビーチカウンターあたりから水族館全体を見渡した風景。この開放感と“生きものとの距離感”が下田海中水族館の魅力です(写真=るるぶkidsより引用)

文・佐々木隆/提供元・るるぶkids

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