大阪湾沿岸・泉南には多くの魅力的な釣り場がある。その中でも、電車釣行できるポイントとして貴重なのが、岬町にある深日港である。港内はとても広く、対象魚別に様々な釣り場がある。どんな場所でも根がかりしにくい。エサ釣りもルアー釣りもできる深日港へのアクセスや、釣り場としての魅力をお伝えしたい。

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(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター井上海生)

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える

駅から近い釣り場「深日港」

大阪湾随一の水質を誇る泉南の海。数ある釣り場の中でも、電車釣行にもっとも適するのが深日港である。他の釣り場もあるが、駅から20分歩かなければならなかったりと、若干距離的にしんどいものがある。ところがこの深日港、なんと駅から3分とほぼ直。さすがに駅名を「深日港」というだけある。

大阪市内を起点にアクセスを紹介しよう。

深日港:電車でのアクセス

まずは南海電車「なんば」から。

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える南海なんば駅(提供:TSURINEWSライター井上海生)

大阪メトロなんば駅からなら、南海なんば駅は徒歩8分。ちょい遠い。メトロ→南海の乗り換えは最初は絶対に迷うので、一本早い電車に乗りたい。

南海なんば駅からの電車は、特急サザンで。これで「岬公園」まで。

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える岬公園(提供:TSURINEWSライター井上海生)

同駅での乗り換えで、「多奈川線」に乗り換える。多奈川とは、泉南の最南端である。そしてそのまま電車で2駅、深日港に到着である。

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える深日港(提供:TSURINEWSライター井上海生)

ちなみに、私の住まう某駅からでは、片道1000円。交通費としては安い。所要時間は1時間半ほど、そんなに遠くない。私はそれ以上の時間をかけて通勤していたこともある。

釣り場のポイントと地形紹介

改札を出て、左向きに歩けばすぐそこが港だ。沖向きに赤灯台、白灯台がある。この間がミオ筋になっており、水深も若干深くなっており釣りやすい。海底は砂地で根がかりもほとんどない。手前だけ沈み根のカケアガリになっているので、仕掛けは早めに回収しよう。

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える足元の釣り禁止のサインをチェック(提供:TSURINEWSライター井上海生)

釣り禁止のエリアは、港内の、船が係留された一帯。船の係留ロープが見られる場所には下の画像のように「釣り禁止」のサインが出ているので、ここを避けて釣ろう。

沖向き内向きで魚種がかわる

深日港は大きく分けて4つの釣り場がある。まずは、赤灯台側の沖向きと、内向き。そして白灯台側の沖向きと、内向き。二つの灯台のミオ筋が、必然的に魚の回遊ルートとなる一級ポイントではあるが、場所取りが難しく、足場がややこしいことは付け加えておきたい。

沖向きは回遊魚

どちらも沖向きは回遊魚の一級ポイントだ。この季節(夏~秋)は、まずはタチウオスタートで、沿岸まで近接してくる小型青物を狙うこともできる。ちなみに、今年の雰囲気を聞くと、初夏からカンパチの子どももよく釣れているようだ。イカも数釣りが狙える。

電車釣行可能な釣り場「深日港」を紹介 駅から徒歩3分で多彩魚種が狙える沖向きは回遊魚が良い(提供:TSURINEWSライター井上海生)

内向きは小型の魚中心

深日港の内向き(港内)は、ライトゲームのターゲットの宝庫である。アジ、メバル、カサゴ、サバなどなど。水深がおよそ5mとそこそこあるので、レンジを意識して攻略しよう。

サビキ師の姿も多く見られる。アジが入っていれば、その横でデイアジングでも釣果が出やすいだろう。赤灯台側に入ってすぐのポイントは、車を横づけしてそのままサオを出しているエサ師の姿が目立つ。ルアーで釣るアングラーは、多少は配慮しながら場所を探そう。