マツダがクロスオーバーSUVのCX-30をマイナーチェンジ。新ボディカラーの設定や機能および安全装備の拡充を実施するとともに、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を新規にラインアップ

マツダは2023年9月4日、クロスオーバーSUVの「CX-30」を商品改良し、同日より予約受注を開始した。発売は本年10月下旬を予定する。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲マツダCX-30 20S Retro Sports Edition・2WD 価格:6SAT316万6900円 全長4395×全幅1795×全高1540mm ホイールベース2655mm 車重1420kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費16.2km/リットル 写真のボディカラーはジルコンサンドメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)

車種展開は以下の通り。

20S・2WD:6SAT255万6400円

20S・4WD:6SAT279万2900円

20S Proactive・2WD:6SAT277万6400円

20S Black Tone Edition・2WD:6SAT299万900円

20S Black Tone Edition・4WD:6SAT322万7400円

20S Proactive Touring Selection・2WD:6SAT301万2900円

20S Proactive Touring Selection・4WD:6SAT324万9400円

20S Retro Sports Edition・2WD:6SAT316万6900円

20S Retro Sports Edition・4WD:6SAT340万3400円

XD Proactive・2WD:6SAT305万1400円

XD Black Tone Edition・2WD:6SAT326万5900円

XD Black Tone Edition・4WD:6SAT350万2400円

XD Proactive Touring Selection・2WD:6SAT328万7900円

XD Proactive Touring Selection・4WD:6SAT352万4400円

XD Retro Sports Edition・2WD:6SAT344万1900円

XD Retro Sports Edition・4WD:6SAT367万8400円

なお、従来設定していた20S ProactiveおよびXD Proactiveの4WD、SKYACTIV-MT(6MT)仕様はカタログから外れている。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲マツダCX-30 20S Proactive Touring Selection・2WD 価格:6SAT301万2900円 全長4395×全幅1795×全高1540mm ホイールベース2655mm 車重1420kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費16.2km/リットル 写真のボディカラーはスノーフレークホワイトパールマイカ、『CAR and DRIVER』より引用)

今回の商品改良は、新ボディカラーの設定や機能および安全装備の拡充、グレード展開の見直し、車両価格の改定などを実施するとともに、レトロモダンの世界観をテーマにスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」を新たに設定したことが特徴である。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲マツダCX-30 XD Black Tone Edition・2WD 価格:6SAT326万5900円 全長4395×全幅1795×全高1540mm ホイールベース2655mm 車重1460kg 乗車定員5名 WLTCモード燃費19.5km/リットル 写真のボディカラーはマシーングレープレミアムメタリック、『CAR and DRIVER』より引用)

まずボディカラーでは、新規に「セラミックメタリック」と「ジルコンサンドメタリック」を追加。また、安全装備ではAT誤発進抑制制御[前進時/後退時]に従来の「車・壁などの障害物」に加えて「歩行者(前方)」を検知対象としたほか、ドライバー・モニタリングに「わき見警報機能」を新設定した。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲新たなボディカラーとしてセラミックメタリック(写真・上)とジルコンサンドメタリック(同・下)を追加、『CAR and DRIVER』より引用)

機能装備に関しては、センターディスプレイを従来の8.8インチから10.25インチに大型化して、視認性と使い勝手をアップしたことが訴求点。また、有線のApple CarPlay/Android Auto接続機能に加えて、ワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)を採用する。さらに、ワイヤレス充電(Qi)とUSB-Type C端子(照明付)を新規に装備した。一方でコネクティッドサービスの提供機能の拡充も図り、見守りプランのマツダマイカーケアおよびドライバーケアや、リモートエンジンスタートなどを利用可能としている。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲センターディスプレイを従来の8.8インチから10.25インチに大型化、『CAR and DRIVER』より引用)
マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲有線のApple CarPlay/Android Auto接続機能に加えてワイヤレス接続機能(Apple CarPlay対応)を採用、『CAR and DRIVER』より引用)

新設定の特別仕様車のRetro Sports Editionは、既存のBlack Tone Edition(ブラックトーンエディション)をベースに、ジルコンサンドメタリックをイメージカラーとしてドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一。また、内装はレトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティさを際立たせるブラックでコーディネートしたうえで、各所にテラコッタカラーのステッチを施すとともに、スエード調生地のレガーヌをシート中心部およびインパネデコレーションパネルに採用する。合わせて、ガンメタリックのインテリア加飾やドライビング・ポジション・サポート・パッケージ(運転席10Wayパワーシート&ドライビングポジションメモリー機能/運転席&助手席シートヒーター/ステアリングヒーター/ドアミラーリバース連動機能)、フレームレスの自動防眩ルームミラー、LEDマップランプ(リア)、ボーズサウンドシステム(AUDIOPILOT2+Centerpoint2)+12スピーカーなどを標準で組み込んだ。

マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲特別仕様車のRetro Sports Editionはジルコンサンドメタリックをイメージカラーとしてドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックで統一する、『CAR and DRIVER』より引用)
マツダCX-30が商品改良。レトロモダンとスポーティさを融合した特別仕様車「Retro Sports Edition」を追加
(画像=▲内装はレトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティさを際立たせるブラックでコーディネート。合わせて各所にテラコッタカラーのステッチを施すとともに、スエード調生地のレガーヌをシート中心部およびインパネデコレーションパネルに採用する、『CAR and DRIVER』より引用)

パワートレインは基本的に従来を踏襲し、「e-SKYACTIV G 2.0」PE-VPS型1997cc直列4気筒DOHC16V直噴(DI)ガソリンエンジン(156ps/20.3kg・m)+インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター(ISG)およびMJ型モーター(5.1kW/149Nm)+24Vリチウムイオンバッテリーで構成するマツダ独自のマイルドハイブリッドシステムである「Mハイブリッド」と、「SKYACTIV-D 1.8」S8-DPTS型1756cc直列4気筒DOHC16Vコモンレール式直噴ディーゼルターボエンジン(130ps/27.5kg・m)を設定している。

提供元・CAR and DRIVER

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