おぼこいの由来

(画像=『FUNDO』より 引用)
「おぼこい」という言葉は、どのようにして生まれた言葉なのかを見ていきましょう。
出世魚由来説
成長と共に名前の変わる出世魚。
その一種である「ボラ」の名前が「おぼこい」の由来とする説があります。
ボラは、卵から孵化すると「オボコ」「イナッコ」「スバシリ」「イナ」「ボラ」「トド」と成長に従って呼び名が変わります。
幼魚であるオボコから、「おぼこい」が来たとされています。
産子(うぶこ)由来説
生まれたての赤ちゃんを指す「産子(うぶこ)」が由来だとする説もあります。
一部の地域では「おぼこい」と同様の意味で「うぶこい」という言葉も使われています。
女性にしか使わない?

(画像=『FUNDO』より 引用)
幼くかわいらしい存在に向けて使われる「おぼこい」ですが、現在では大人の女性などに使う場合もあります。
おぼこい≒かわいい
子供や女性、動物だけでなく大人の男性にも使われるように変化してきた「おぼこい」。
現代では幅広い対象に用いるようになったことから、「かわいい」と同義と認識しても差し支えない語句となっています。