お弁当や食材、飲み物などの温めに使えて便利なオーブンレンジ。近年では多様な機能を搭載したモデルも販売されており、自分に合ったオーブンレンジが選べないと悩んでいる人もいるかと思います。

買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

本稿では、オーブンレンジの選び方をわかりやすく解説。おすすめ商品や、意外と知らない買ってはいけないオーブンレンジの特徴を紹介するので、オーブンレンジ購入の際の参考にしてください。

オーブンレンジの選び方

オーブンレンジを選ぶ際のポイントは、以下の6つです。

・大きさ
・価格
・機能
・テーブルタイプ
・操作方法
・お手入れの方法

それぞれについて、詳しく解説していきましょう。

大きさ

買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

選び方のポイント1つ目は、電子レンジの大きさです。設置予定の場所に置けなかったということがないように、事前に設置場所の寸法を測っておきましょう。

電子レンジの本体サイズは、メーカーによって異なります。大まかな目安は、以下のとおりです。

・20L未満:幅450×奥行き350mm
・25~30L:幅500×奥行き400mm
・30L以上:幅500×奥行き450mm

また、電子レンジは天面、背面、両側面に放熱スペースが必要です(※数値は各メーカーによって異なる)。その点も加味して、製品を選びましょう。

電子レンジのサイズは、庫内容量で選ぶことも可能です。庫内容量の目安は、以下のとおりです。

・一人暮らし:20L以下
・二人暮らし:20~25L
・3~4人:25~30L
・4人以上:30L以上

価格

買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

オーブンレンジを選ぶ際に気になるのは、価格でしょう。次に、価格帯による違いを解説します。

■3万円以下の低価格帯のオーブンレンジ
温めや解凍など、「基本的な機能があればOK」という方におすすめ。基本的なオートメニューを搭載し、シンプルかつコンパクトな製品が多いのが特徴です。

■3万~6万円くらいの中価格帯
調理の手間を減らし、時短や仕上がりを重視したい方向け。赤外線やセンサを搭載している製品など、この価格帯は選択肢が豊富です。

■7万円以上の高価格帯
料理が好きで、調理にこだわりたい方に向けたモデルが中心。容量も30L程度と大きくなり、大人数の料理もまかなえます。スマホ連携機能や2商品同時温め機能など、高性能センサがいくつも搭載されている製品が多いのが特徴です。

機能

買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

日常使いするうえでは、機能も注目したいポイントです。ただし、高性能な機能が増えるほど価格帯も上がる点には、注意しましょう。

■スチーム調理
食品を蒸気の力で加熱する調理機能です。蒸し料理に特化した簡易スチーム方式を採用した製品であれば、プリンや茶碗蒸しなどを手軽に作れます。過熱水蒸気調理ができる製品であれば、食材の脂分を落とすこともできるため、ヘルシー志向の方におすすめです。

■自動調理
セットすれば、あとはほったらかしで調理ができる機能。センサが庫内の様子をチェックし、温度調整などを行ってくれます。

■ノンフライ調理
高温(200度以上)の熱風を利用して、短時間で加熱する調理方法。食材の脂分・水分を利用して油で揚げたような食感になるのが特徴です。油で揚げるよりヘルシーに仕上がるほか、油の後始末などのストレスが軽減されます。

■2品同時温め
2種類の料理を同時にムラなく温められる機能です。センサの精度も年々向上しており、入れた食材の温度を細かく測定して庫内温度を分割してムラなく仕上げることができる製品もあります。なお、高性能センサを搭載するため高価格帯のものに搭載されることが多いです。

■スマートフォン連携
スマートフォンアプリを用いて、遠隔操作ができる機能。スマートフォン経由で電子レンジを操作して加熱や調理を行えるほか、予熱終了や調理終了などを通知してくれる「お知らせ機能」に対応したモデルも。

■2段オーブン(2段調理)
上下2段で調理できる機能。上下2段で調理方法の異なる料理をしたり、パンを複数同時に焼いたりできます。人数の多い家庭や時短調理をしたい人に適した機能です。

■脱臭機能/自動お手入れ機能
「脱臭機能」とは、臭いの原因となる汚れを高温で焼き切ってしまう機能です。「自動お手入れ機能」は、清掃作業の一部を自動で行ってくれる機能。高温のスチームを庫内に充満させて汚れを浮き上がらせ、拭き取りやすくしてくれます。

テーブルタイプ

買ってはいけないオーブンレンジで後悔しない! 選び方とおすすめ製品を紹介
(画像=『BCN+R』より引用)

オーブンレンジの庫内は、2タイプに分かれます。土台部分が回らず食材を置くだけの「フラットテーブル」と、土台が回る「ターンテーブル」です。

■フラットテーブル型
マイクロ波を多方向から拡散するため、回転させる必要がないタイプ。加熱ムラが起こりにくいのが特徴です。また、容量いっぱいのサイズの食材を入れても調理できます。土台の下皿がないため、庫内の拭き掃除なども楽です。

■ターンテーブル型:
土台の下皿が回転し、マイクロ波を食材に回し当てるタイプ。手頃な価格のモデルに多く、掃除する際は下皿を外す必要があります。サイズが大きいコンビニ弁当などのように、皿の直径以上のものを入れるとうまく回転しないことがあり、注意が必要です。