冨安健洋 写真:Getty Images

 サッカー日本代表「森保ジャパン」は、日本時間10日未明の国際親善試合ドイツ戦で4-1と勝利。DF冨安健洋(アーセナル)、MF遠藤航(リバプール)が良いプレーを見せたが、所属先での序列アップにつながる可能性は低いようだ。

 冨安と遠藤は、カタールW杯以来となるドイツ代表との再戦でフル出場。特に冨安はFWレロイ・サネ(バイエルン・ミュンヘン)とのマッチアップを制するなど、突出したパフォーマンスを発揮しただけに、アーセナルの専門サイト『アーセナル・インサイダー』は「冨安は複数のポジションで素晴らしいバックアッパーだったが、ドイツ戦でのパフォーマンスを踏まえるとスターターにふさわしい」と主張している。

 日本のファン・サポーターからも所属クラブでの出場機会増加が期待される中、両選手は日本サッカー協会(JFA)公式YouTubeチャンネルで公開された『Team Cam』の対談企画に出演。所属クラブ監督の代表戦に対する関心度について、以下のようなコメントを残している。

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遠藤「クロップと話しましたけど、なんか『グッドラック』っていう感じ。結局、監督は自分のチームが大事だからね」

冨安「監督って意外と代表戦のこと気にしていない。俺もワールドカップでスペインと対戦するとなっても、アルテタ監督はそんなに触れてこなかったし、(アーセナルに)帰って来てからもスペインがどうだとかは…多分そんな気にしていないですよ。(代表戦に)興味がないと言ってもいいくらい、自分のチームに集中しているんだなと思いますね」

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 なお、VfBシュツットガルトからリバプールへ完全移籍した遠藤については、元リバプール指揮官のグレアム・スーネス氏がYouTubeチャンネル『ミラー・フットボール』に出演した際に「違いを生み出す選手にはならない」と厳しい評価を下している。

 ドイツ代表撃破により、再び世界から注目を浴びている森保ジャパン。それでも遠藤をはじめポジション争いを繰り広げている選手には、あくまでも所属クラブでのアピールが求められそうだ。