昔の思い出を基に料理

今回ご紹介した釣魚を使った酢の物や、煮凝り和えは、私が若いころに食べた料理の記憶を思い出しながら考えてみた。特に記憶に残っているのは、37年前、まだ私が新入社員のころ、ある東京都内の寿司屋さんで食べた酢の物である。

その日は夜勤のシフトで、夕方出勤だった。夏場だったし、少し気分を変えて見ようと思い、ある地下街にある寿司屋さんに一人で入った(気さくな雰囲気だったが、廻らないお店)。出勤前なので当然酒は飲めないが、奮発して上にぎりと酢の物を注文した。

酢の物の注文を受けた店員さんは、「調理場に聞いてきます」という。私は完全な一見客であるし、そのまま待っていたら、「おつくりします」との返事。いただいた酢の物は、いわしときゅうりの薄切りの酢の物で、ごま酢で和えてあった。

お寿司屋さんで旬の魚の美味しさを知る

いわしは中羽(中型サイズ)のものだったが、非常においしかった。後になって、いわしの旬は夏場であることを知った時、この寿司屋さんで、旬の魚の美味しさを教えていただけたことに気づき、とても豊かな気分になったことが忘れられない。

私たち釣り人は、釣りを楽しみながら旬の魚を手にすることができるという恵まれた立場にいる。手にした魚を、どうしたら美味しく食べられるか?考えたり悩むことも、釣りのうちだと思う。

私はプロの料理人ではないので、段取りが良くない部分もあるし、洗練された盛り付けもできないが、新しい釣魚の調理ができれば、また紹介してゆきたいと考えています。どうぞよろしくお願い申し上げます。

釣り人的【家計サポート】レシピ3選 すり身や味噌漬け活用して「物価上昇を乗り切...

サカナの生食に伴う6つの代表的なリスクと回避方法 鮮度は関係なし?

魚の『冷凍』完全ガイド 鮮度を保つ5つのコツ&保存期間延長法

<牧野博/TSURINEWSライター>

                                                 

 

The post 陸っぱりで釣れたキスとハゼとチャリコで作る「お惣菜」レシピ3選 first appeared on TSURINEWS.