そして更には、その感動が他の人にも感動を与えて行くことに繋がります。私は7年程前、ある経済情報番組に出演し此の『修身教授録』を熱っぽく御紹介したところ、「Amazon本ランキング24時間で、1843位⇒1位に急浮上しました」。「北尾さんがあれだけ読み込まれ御推奨になられている本であれば、きっと良い本に違いない」と、当時多くの人が思われたのかもしれません。こうして感化・感動の循環というものが、順繰りに為されて行くのです。
勿論、真理であればあらゆる人に感動を与えるとは必ずしも言えないということ、及び多くの人に感動を齎すものが真理であるか否かは分からないということ、此の2点に対する注意は常々求められます。真理とされるものを受け入れるに理由がなければならず、森先生はそれを感動だと言われたのだと思います。
編集部より:この記事は、「北尾吉孝日記」2023年9月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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