
この写真は筆者の友人ザッナから送られたものである。UCRANIA, NOTICIAS DE ZANNA, 05-09-2023.
更に、ザッナは米国に感謝しているとも伝えた。米国からの支援がなければウクライナという国はもう消滅していたというのが理由だ。今ではたくさんの国がプーチンの打倒を望んでいる。しかし、それもウクライナの軍人と民間人の犠牲があってのことだ、とも語っている。
筆者が感じるに、今回の戦争でポーランドが果たしている役目は重要だ。これまでウクライナから160万人余りがポーランドに避難したという。そこで職場も見つけている人もいる。ダイアナがバレンシアにワルシャワ経由で来た時、同地で宿泊したホテルのレセプションで働いていた人は避難したウクライナ人だったそうだ。
この戦争は日本にとって遠い出来事のように感じる人が多いであろう。しかし、仮に台湾有事となった時には、沖縄諸島に台湾人が相当避難するはずである。その時、沖縄諸島の住民は熱心に避難民を受け入れることは間違いない。
ところが、筆者が疑問に感じているのは、依存型の外交しかできない日本政府が、中国からの脅威の前にポーランド政府がやっているような対応ができるか疑問に思っている。また日本の国民全体でも台湾人への支援を十分にする意思があるかも筆者には疑問である。
何しろ、平和ボケが極限にまで達して、国を守る意識も薄れている国民だ。その国民が他国のことまで構うか疑問であり、またそうであれば筆者にとってそれは残念で仕方がない。台湾有事は日本にとって将来的には死活問題に繋がることは間違いないと感じているからである。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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