【連載】ドライブで楽しむおすすめの旅 ～山中湖で名峰「富士山」を眺めよう！～

山中湖で世界遺産登録の富士山を眺めてみませんか？美しい湖と富士山のコラボレーションは何度訪れても感動できる景色です。今週は山中湖で富士山を眺めるおすすめの観光コースをご紹介します。ドライブで山中湖を一周しながら絶景スポットを巡ります。どうぞご覧ください。

目次
1.山中湖で世界遺産の富士山を眺めよう！
2.ドライブ旅の行程をご紹介
3.高台から富士山を眺めるならココ！
4.富士山の景色は額縁の中で！
5.湖面から富士山を眺める新スポット
6.山中湖畔で山梨グルメに舌鼓
7.世界遺産構成資産までドライブ
8.湖畔から眺める富士山の景色に感動
9.温泉でドライブ旅の疲れを癒そう！
10.富士山を眺めるなら山中湖がおすすめ！

山中湖で世界遺産の富士山を眺めよう！

いい旅してますか？今週は山中湖で世界遺産の富士山を眺めるドライブ旅をお送りします。富士山は2013年6月22日に正式に世界遺産として登録され、それ以来国内だけでなく海外からも大勢の観光客が訪れるようになっています。標高の高い富士山はさまざまな場所からその姿を見ることができますが、富士五湖の一つである山中湖も美しい富士山が眺められる場所として有名です。富士五湖すべてで富士山が眺められますが、最も富士山が大きく見えるのは最大の面積を誇る山中湖であるといわれています。今回はこの山中湖周辺をドライブします。

ドライブ旅の行程をご紹介

今回のドライブ旅は2019年3月に開通した東名高速道路の「足柄スマートIC」からアクセスする観光コースとなっています。まず高台にある有名な眺望スポットから富士山を眺め、続いて湖畔までドライブして屋外の施設で額縁に収まった富士山の絶景を堪能します。その後水陸両用バスに乗り換えて湖面から富士山を眺め、ランチタイムは山梨グルメに舌鼓を打ちます。午後は世界遺産の構成資産の一つを見学し、再び山中湖に戻って眺望スポットから富士山を眺めます。ドライブ旅の最後は温泉で締めくくるという観光コースです。

高台から富士山を眺めるならココ！

山中湖パノラマ台

まず最初に訪れるのは山中湖の展望スポットの中でも1、2を争うほどの有名スポットです。「パノラマ台」は高速道路を降りて県道を走り、三国峠から山中湖へと下る途中の高台に整備されています。眼下には美しい山中湖、湖の向こうには雄大な富士山という素晴らしい景色が堪能できます。駐車場もトイレも整備されているのでゆっくりと絶景を楽しめるのがいいですね。駐車スペースも含め敷地全体が展望スポットになっているため、観光客が多い日でもそれほど窮屈な感じはしません。中にはドローンを持ち込んで撮影を楽しむ人もいますね。

秋のススキもおすすめ！

パノラマ台周辺は秋になるとススキ野原が広がります。風が吹くとたくさんのススキが風に揺れて海の波のように見えてとても綺麗ですね。太陽光が注ぐとススキが銀色に輝き、そのススキ越しに山中湖と富士山を眺める景色が最高です。この時期にはたくさんのカメラマンが訪れるのでぜひ譲り合って撮影を楽しみましょう。昼間の景色もとても魅力的ですが、空が赤く染まる夕暮れ時の景色も感動的です。美しい景色にロマンチックな雰囲気がプラスされてカップルのデートにもぴったりですね。このスポットだけでも満足度100%です。

山中湖パノラマ台の詳細情報

山中湖パノラマ台
 

富士山の景色は額縁の中で！

山中湖交流プラザ きらら

高台から富士山を眺めた後は今度は特別な富士山を楽しみにドライブしましょう。パノラマ台から10分ほどドライブすると山中湖の湖畔にある「山中湖交流プラザ きらら」に到着します。山中湖と富士山の自然をいかした交流施設で、野外のイベント会場やスポーツ用コート、自然公園などが整備されています。公園内にあるどの施設を利用しても山中湖と富士山の景色が目に入るのが魅力的ですね。フットサルコートやゲートボール場などの施設は観光には不向きですが、自然公園のゾーンには観光でも楽しめる施設がいくつも整備されています。

額縁の中の富士山を眺めよう！

公園内に整備された「ひびき」と名付けられた野外ステージを楽しんでみましょう。普段このステージは屋外で行われるイベントやコンサートなどで使用されていますが、ステージとしては非常にめずらしくバックに壁のない吹き抜けの形状になっています。ステージの向こうには何と美しい富士山の景色が。ちょうどステージの側面が額縁のようになって絵画の富士山を鑑賞しているかのように見えます。ステージ正面に立って眺めていると不思議な感じがしますね。ここでしか体験できない景色ですのでぜひ観光コースに組み込みましょう。

山中湖交流プラザ きららの詳細情報

山中湖交流プラザ きらら
 

湖面から富士山を眺める新スポット

水陸両用バス 山中湖KABA

額縁の中の富士山を堪能したなら次は山中湖の湖面から富士山を眺めてみましょう。交流プラザから湖畔を5分ほどドライブするとバス乗り場に到着します。バスといってもカババスは水陸両用車で、陸上も水中も得意な動物のカバからその名が付けられました。このバスに乗ると陸上と湖面の両方から富士山の景色が眺められるのが魅力ですね。バスの天井と窓はビニールでできているため、外の景色が非常によく見えて解放感は抜群です。一年を通して運行しているので四季折々の富士山の景色が楽しめるのでおすすめですね。

湖面からの富士山はまさに絶景！

カババスはただ陸上と水上を進むだけでなく、案内役のスタッフによる山中湖についての解説を聞きながら観光ツアーを楽しめるようになっています。生の声によるガイドは録音の音声をただ流すだけのガイドとは迫力が違いますね。また、出発前にはバスの前で記念撮影も行ってくれ、ツアーから戻ると出来上がった写真を受け取ることができます。これもなかなか嬉しいサービスですね。観光ツアーの時間は30分ほどですが、景色といいサービスといい満足度の高いツアー内容となっています。これはもう体験するしかありませんね。

水陸両用バス 山中湖KABAの詳細情報

水陸両用バス 山中湖KABA
 

山中湖畔で山梨グルメに舌鼓

甲州ほうとう小作 山中湖店

午前中たっぷりと富士山の景色を楽しんだら山梨グルメのランチをいただきましょう。ランチスポットはカババスの乗り場からドライブで3分ほどと近場です。「甲州ほうとう小作」は山梨名物のほうとうが味わえる名店で、山梨県内には現在8つの店舗を展開しています。ほうとうは小麦粉を使って太めの麺をこしらえ、それを味噌仕立ての出汁に入れてたくさんの野菜と一緒に煮込んだ郷土料理ですね。基本的に山梨流は出汁にカボチャが入っているのが特徴で、その甘みと味噌のしょっぱさが合わさって独特のうま味を生み出します。

いろいろなほうとうを味わってみよう！

小作は10種類以上のほうとうメニューをラインアップしており、クマの肉を使ったほうとうやスッポンが入ったほうとうなど変わり種のほうとうもたくさんあります。おすすめは小作の人気メニューでもあるカボチャ入りのほうとうで、とろりとした味噌風味の出汁にカボチャの自然の甘みが加わって最高の味わいを生み出しています。寒くなるほど美味しくなる食べ物ですね。また、山梨名物の馬刺しや煮貝が味わえるメニューもあるのでオーダーしてみてはいかがでしょうか。山梨グルメでお腹が満たされたなら午後の部へと出発です。

甲州ほうとう小作 山中湖店の詳細情報

甲州ほうとう小作 山中湖店
 

世界遺産構成資産までドライブ

忍野八海

ドライブ旅の午後の部の最初は山中湖から少々離れたスポットに移動します。ランチスポットから10分ほどドライブした場所にある「忍野八海」です。世界遺産に登録された富士山ですが、忍野八海はその世界遺産を構成する資産の一部になっています。昔この場所には宇津湖という湖がありましたが、それが長い時を経て干上がり現在のような池の点在する地形をつくりだしました。大小8つの池が存在し富士山の湧水がこんこんと湧き続けていますが、この湧水は富士山に降った雨や雪が地下水となって湧き出ている伏流水です。

神秘を感じさせる構成資産

この観光スポットには散策路が整備されていて8つの池をすべて見学できるようになっています。池の水は自然ろ過されて驚くほど透明度が高く、鯉が泳いでいるのが見える池もあります。世界遺産の登録で観光化が進んでいるため、土産店や飲食店がたくさん立ち並んでいてとても賑やかですね。「湧池」の隣には「かまのはた」という土産店があり、店内で忍野八海の湧水を使ったコーヒーが味わえます。ガラス越しに美しい池を眺めながらいただく名水コーヒーの味は絶品ですね。神秘的な構成資産は何度訪れても魅力的です。

忍野八海の詳細情報

忍野八海
 

湖畔から眺める富士山の景色に感動

 

長池親水公園

世界遺産の構成資産を堪能した後は再び山中湖へとドライブしましょう。次に訪れるのは忍野八海から15分ほどドライブした場所にある「長池親水公園」です。山中湖の畔にある公園で湖沿いにはサイクリングコースや遊歩道などが整備されています。雄大な富士山が非常に近くに見えるスポットで、遊歩道を散歩したりレンタサイクルなどを利用してサイクリングをしながら、季節によってさまざまな表情を見せる富士山の景色を眺めることができます。富士山を撮影するにはもってこいのスポットのため、365日カメラマンの姿が見受けられますね。

逆さ富士やダイアモンド富士が見どころ

快晴で風がなく湖面が穏やかな時は山中湖の湖面に富士山が逆さまに映り込みます。逆さ富士の景色は富士五湖の他の湖でも見ることができますが、山中湖の逆さ富士の美しさはカメラマンの間でも非常に有名です。また、このスポットはダブルダイアモンド富士の撮影スポットとしても有名で、富士山の山頂に太陽が重なり、それがさらに湖面に映り込むという景色は一度は撮影してみたい感動の絶景です。親水公園でダイアモンド富士が撮影できるのは2月初旬頃と11月初旬頃なので、ぜひこの時期に合わせて出かけることをおすすめします。

長池親水公園の詳細情報

長池親水公園
 

温泉でドライブ旅の疲れを癒そう！

山中湖平野温泉 石割の湯

ドライブ旅の最後は温泉を満喫しましょう。長池親水公園から10分ほどドライブすると「山中湖平野温泉 石割の湯」に到着します。山中湖の北側にそびえる標高1,413mの石割山の麓にある日帰り温泉施設で、山梨県産の栗材や檜材を使った木のぬくもりいっぱいの建物が特徴的です。お風呂は寝ころび湯や源泉浴槽のある大浴場と檜風呂、露天岩風呂など多彩で、カランもたくさんあって入浴客が多い日でもそれほど窮屈さを感じません。湯船に満たされる温泉はpH10.2という類いまれな強いアルカリ性を示すお湯です。

個室を利用して寛ごう！

この温泉施設でおすすめなのが貸し切りで利用できる個室です。冷暖房完備でテレビ付きの畳敷きの和室で、3時間3,000円というリーズナブルな値段でプライベートな時間を約束してくれます。日帰り温泉施設としてはめずらしく個室に食べ物が自由に持ち込めるので、温泉を満喫しながら家族や友人たちと楽しい時間が過ごせますね。館内には軽食が味わえる食事処もあるのでぜひ利用したいですね。個室は1ヶ月前から予約ができるので、ドライブ旅の計画が決まったならぜひ早めに予約することをおすすめします。

山中湖平野温泉 石割の湯の詳細情報

山中湖平野温泉 石割の湯
 

富士山を眺めるなら山中湖がおすすめ！

今週は山中湖で富士山を眺めるドライブ旅をご紹介しましたがいかがでしたか？自然に恵まれた美しい山中湖は富士山の景色を楽しむにはぴったりな場所です。記事内でご紹介した観光コースは日帰りでも十分に楽しむことができます。ぜひ山中湖で世界遺産である富士山の魅力を堪能してみてください。

文・iiyudana／提供元・暮らし～の

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