ローソン「これがのり弁当」/549円

コンビニのり弁当、コスパ最強はローソン!食べ比べてわかった、各店の良さと欠点
(画像=『Business Journal』より引用)

最後はローソン発売の「これがのり弁当」を紹介。

ローソンののり弁は、ちくわ磯辺揚げ、白身魚フライ、コロッケという王道のラインアップに唐揚げがプラス。またタルタルソースと醤油が別添えで付けられているほか、価格もほか2社よりも高く、温め時間も1分ほど多いことから、やや異なる方向性を感じる弁当だ。

食べてみると、白身魚フライは身の肉質がしっとりとしており、歯切れの良い食感。ちくわ磯辺揚げも3社のなかで一番大きく、ちくわ自体もモチモチとしていた。のりの上に鎮座している明太子も粒が大きく、魚卵の風味も存分に感じられたので、クオリティは高い。ごはんとのりの組み合わせも最高であり、鼻を抜ける磯の香りが非常に心地良かった。ただ全体的に味は薄めだったので、醤油で味付けは必要そうである。

全体的に美味しさはトップクラスだったのだが、いくつか惜しいと思う点もあった。なかでも、唐揚げは肉が固く、味付けも塩気が強い仕上がりであり、好き嫌いが分かれそうだ。また、玉子焼も味が全然しなかったので、醤油を付けるのは必須だろう。

とはいえ、個々の具材のレベルは平均点以上だったので、美味しいのり弁を食べたいときには安心しておすすめできる、というのが正直な感想だ。

優勝は……ローソン!

それではこれまでのレビューを踏まえ、優勝のコンビニを発表していきたい。

まずごはんとのりに関しては、各社ともあまり変わりはなかったものの、セブンとローソンは粒がほぐれ、かつ艶があった炊き具合だった。のりは各社とも味に違いはなく、磯の香りが十分に感じられたので、ハズレはないという印象だ。

次に具材だが、白身魚フライ、ちくわ磯辺揚げは、断然ローソンに軍配が上がる。魚の臭みがなく、もっちりと食べ応えがある白身魚フライは、ごはんと一緒に頬張りたくなる美味しさ。ちくわ磯辺揚げもボリューミーで、噛むごとに魚の旨味が味わえるものであり、最も食べ応えがあると言える。唯一コロッケに関しては、セブンのものがソースの味わいが絶品で、コロッケ自体もじゃがいものホクホク感が存分に味わえる高いクオリティを発揮していたと思う。またファミマとローソンに入っていた明太子については、ローソンのほうが魚卵感もあり、プチプチの粒も味わえたので、そちらを推したい。

以上の総括から、今回はローソンののり弁が最も美味しいものだったと結論付けたい。ローソンは、3社のなかで価格が一番高いものの、総合的に見てクオリティがほか2社に比べて高かったので、コストパフォーマンスも高いと考えていいだろう。

もちろん、人によって好みはそれぞれなので、違う感想を抱く人もいるだろう。気になった方はぜひご自身で3社ののり弁を食べ比べてみてほしい。

(取材・文=文月/A4studio:外部執筆者)

※情報はすべて1月31日時点のものです。

提供元・Business Journal

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