ジクサー150の車種プロフィール
ジクサー150は、排気量150ccのロードスポーツである。インドで生産され、アジアや南米に輸出されていたが、2017年に欧米市場でのGSX-Rの愛称「ジクサー」を車名にして、日本での販売も開始された。小型バイクと普通バイクの中間的位置づけで高速道路も走行可能。軽量でコンパクト、普段使いもできるなど、気軽さが評価されて人気車種となった。
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バイクインプレ
ジクサー150は、2017年から日本で販売を開始したロードスポーツバイクである。インドで生産され、アジアや南米にデリバリーされている。軽量でコンパクトながら、スペックには表れない本格的なストリートファイターとしての味わいがあり、気軽にバイクを楽しみたいライダーに人気を博している。
車両の特徴
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今回紹介するのは「ジクサー150」である。試乗車は2020年型であり、2017年発売の初代ジクサー150との違いを交えてレビューをお送りする。
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パワーユニットは、空冷単気筒4ストロークエンジンで、最高出力13馬力/8,000回転、最大トルク14N・m 1.4kgf・m/6,000回転、排気量は154ccである。スペックは旧モデルと殆ど変わらないが、数字には表れない改良が加えられている。この感覚を言葉で説明すると、現行モデルのエンジンは「もっと回せ!」とライダーに訴えかけるアグレッシブなイメージである。
足付き
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コンパクトな車体だが、それほど窮屈感はない。タンクの上面部が横に張り出していて、そこにライダーが収まるポジションだが、シート形状の問題から時間とともにライダーが前側にずれてしまい、何度か尻をずらさなくてはならないなどの難点がある。
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大きさは全長・全幅・全高は、2,020ミリ・800ミリ・1,035ミリで、重量は139キログラムと小柄。シート高は795センチメートルと低いので、ほとんどのライダーが足つきに困ることはないだろう。
走り
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高速道路の走行性をレポートしよう。ギアは4速、速度は約80キロメートルで巡航しているが、パワーはかなり残されている。エンジンを回し気味で「高速道路を走り続けたい」と思わせるような感触は、先代モデルのエンジンにもなかったわけではないが、伸びの気持ちよさやパワー感は、先代よりも増している印象を受けた。トップギアの5速にシフトアップしてもエンジントルクの余裕があるので、ありもしない6速にシフトアップしたくなる。
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上り坂でも簡単に加速し、制限速度はあっという間に法定速度に到達した。これが 250ccクラスであれば当然だが、150ccであることを考えればすごいことである。エンジンは空冷でロングストローク 2 バルブのSOHC。スペックシート上のワードとしてはあまり刺激的ではないが、実際に走らせてみると、DOHCなどのスペックワードが意味なく感じられるぐらい、スポーティーなエンジンである。
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排気音は、それほど刺激的な音量ではなく、どちらかというとよく消音されている。最近のスズキはマフラーの開口部がデュアルになったサイレンサーを採用しているが、このモデルも同様であり、消音効果に結びついているのだろう。
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フロントフォークのインナーチューブ径は41ミリで、このクラスとしては高剛性のパーツを採用している。きっと横風を受けても車体の剛性は十分に保たれることだろう。フロントフォークはしなやかに動き、リアのショックアブソーバーは少し硬めながら、すぐにギャップの乗り越えのショックを収束させてくれる。
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ジクサー150はネイキッドモデルであり、ウィンドプロテクション効果をもたらすものは何もないが、高速道路のクルージング巡航はかなり快適であった。単気筒モデルでありながら発進する時の一押しが強いので、何の気なしに発信してもエンストとは無縁というぐらい粘りを感じた。新車価格は約38万円と手頃。排気量やスペックでは計り知れない魅力が詰まった1台だ。