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なぜ高血圧なのに健康?
寿命は血圧ではなく脈拍数で決まる!?
なぜ高血圧なのに健康?
とんでもなく高血圧なキリン。
ですが、寿命は決して短くはありません。
では、なぜキリンは高血圧なのに比較的健康長寿な生き物なのでしょうか?
人間の基準では高血圧だけど・・・
キリンが高血圧なのは、その最大の特徴である長い首に理由があります。
キリンの脳は首が長いために心臓からかなり離れたところにあります。
そこまで血液を押し上げる必要があるため、血圧がとても高くなる必要があったのです。
つまり、キリンはその体の構造上もともと血圧の高い生き物。
人間の基準から見てどれだけ高血圧であったとしても、キリンにとっては決して高血圧というわけではないのです。
体の構造上その血圧が保てる構造になっているので、健康に生きていけるんですね。
寿命は血圧ではなく脈拍数で決まる!?

健康に大きな影響を与える血圧ですが、実際には血圧は動物の寿命にはそれほど影響を与えないとされています。
寿命に影響を与えるのは、実は脈拍の方なのだとか!
動物の一生の脈拍数は決まっている?
動物の一生の心拍数は決まっているという説があります。
その数は、約20億回。
大半の生き物が一生のうちに約20億回の心拍を打って一生を終えると考えられています。
また、体が大きければ大きいほど1分間の脈拍数は少なくなることから、それだけ長生きになるとされています。
体の小さいハツカネズミが1分間に450~500回程度の脈拍数なのに対して、体の大きいゾウは1分間に30回程度しか脈拍数はありません。
野生下のゾウの寿命は35年ほどともいわれますが、これだけ長いのは、1分間に打たれる脈拍数が少ないからだと考えられています。