日本中の子どもたちを夢中にしたSFアニメ『鉄腕アトム』放送から60年。
9月20日(水)~9月26日(火)の期間、大丸福岡天神店を舞台にTVアニメ『鉄腕アトム』放送開始60周年「手塚治虫版画展」が開催される。
アトムだけでなく『ブラック・ジャック』や『ジャングル大帝』などの人気版画も展示販売。全国に先がけ、オフィシャル新作版画を初公開するなど盛りだくさんの内容だ。
人気キャラクター40点を展示する「手塚治虫版画展」
生涯にわたって約700タイトルもの作品を生み出したほか、アニメーション制作にも力を注ぎ、「マンガの神様」と呼ばれる手塚治虫さん。
21世紀の未来を舞台に、10万馬力のロボット少年・アトムが活躍する『鉄腕アトム』全193話は、1963年から1966年にかけて国産初の30分テレビアニメーションシリーズとして放送された。
本展では『鉄腕アトム』を中心に、『ブラック・ジャック』や『ジャングル大帝』など人気キャラクターの版画を総数40点展示。以下は展示の一例だ。
『鉄腕アトム』から「耳のチカラ」ピエゾグラフ。37×40cm、200部限定で価格は110,000円。
同じく『鉄腕アトム』から「ウラン」ピエゾグラフ。27×27cm、200部限定で価格は66,000円。
「アトム(シャイ)」ピエゾグラフは34×23cm、200部限定で66,000円。
無免許の天才外科医ブラック・ジャックが活躍する医学ドラマ『ブラック・ジャック』から、「ピノコ愛してゆ」ピエゾグラフ。28×20cm、200部限定で44,000円。
同じく『ブラック・ジャック』から主人公「ブラック・ジャック」ピエゾグラフ。35×33cm、200部限定で88,000円。
「神の手」ピエゾグラフは41×37cm、200部限定、165,000円。
人間に育てられた白いライオンの子・レオの成長する姿を通して、自然と人間の関わりを描いた長編マンガ『ジャングル大帝』から「パンジャとレオ」ピエゾグラフ。41×38cm、200部限定、165,000円。
にぎやかな「レオの仲間たち」ピエゾグラフは30×35cm、200部限定、88,000円。
「若き王」ピエゾグラフは33×32cm、200部限定、88,000円。
手塚キャラクターが集結した豪華な「キャラクター大行進」ピエゾグラフは、38×73cm、200部限定で253,000円だ。
本展では、手塚治虫さんの愛弟子で、TVアニメ『ジャングル大帝』の総作画監督を務めた小林準治さんが描く手塚ワールドの原画も特別に展示販売する。「アトム・ウラン・コバルト」直筆水彩画4号は165,000円。
「パンジャとレオ」直筆水彩画4号は同じく165,000円で販売。
さらに貴重な初版本を特別展示する。1948年刊の『地底国の怪人』は、手塚治虫さんの描き下ろし長編単行本の第3作目。
哲学的・文学的な要素を盛りこみ、主要人物が死ぬアンチ・ハッピーエンドにするなど、「マンガの可能性」にかける当時の熱い思いがうかがわれる意欲作。現代のストーリーマンガへと続く本格的ストーリーマンガの第1号とされる。
また、会場には身長135cmの等身大アトムの撮影スポットが登場。アトムと記念撮影ができる。
このほかマグカップ、バンク・アトム、ミニポーチ、トートバッグ、Tシャツといったオリジナルアトムグッズを取りそろえる。
名作に思いを馳せながら、永久保存のアートとしてコレクションに加える一枚を探す。童心に返るような、ワクワクする版画展だ。
TVアニメ『鉄腕アトム』放送開始60周年「手塚治虫版画展」
会期:9月20日(水)~9月26日(火)
会場:大丸福岡天神店 本館1階 アンテナプラス
所在地:福岡市中央区天神1-4-1
営業時間:午前10時~午後8時
アクセス:西鉄電車「福岡(天神)駅」、西鉄バス「天神大丸前」、西鉄バス「西鉄バスターミナル前」、地下鉄七隈線「天神南駅」
(SAYA)
※価格はすべて税込
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