動物愛護や環境保護の観点から合成皮革や人工皮革が広がりを見せているが、「流行り廃り」で大量消費するのでは根本的な解決とはならない。
そんな問題意識から、価値観の改革を含む、生産と廃棄のサイクル改善に取り組んだアイテムがある。
9月8日(金)発売、捨てられるはずの畜産副産物を利用したCONFECT(コンフェクト)のシープレザースポーツジャケットだ。
上質な天然素材にこだわるメンズブランド「CONFECT」
CONFECTはリネンを軸にした天然素材にこだわり、トラッドやワーク・ミリタリーといったメンズ服の普遍的な要素をデザインに落とし込んだファクトリーブランドだ。
豊かな風合いや質感、奥深い色味などを特徴とし、上質素材のコレクションを展開する。
今回発表した「SHEEP LEATHER SPORTS JACKET」は、食用として育てられた羊の、従来は捨てられる部分となる皮を副次利用。世代を問わずに着られる革ジャンに仕立てた。
「長く、大切に愛用したくなる服」であることは、エコ素材の選択と並ぶ大きな価値だとCONFECTでは考えた。
これまでCONFECTが大切にしてきたリネンなどの天然素材と同様に、皮革も「自然からいただくもの」として無駄なく使う。レザーアイテムを作るにあたり、ブランドスタンスとも矛盾せずシンクロすることを改めて認識したという。
新商品「SHEEP LEATHER SPORTS JACKET」
素材には0.7mmの厚みにすいた、「柔らかさ」と「強度」を兼ね備えるシープスキンレザーを採用。長く付き合っていくために必要な堅牢さを保持しながらも、衣服としての動きやすさや、エレガントな雰囲気に繋がるように柔らかい皮革を選定した。
デザインは、いわゆるシングル/ダブルのライダースジャケットが登場する前に活躍した1920-1930年代頃のスポーツジャケットをモチーフに。フロントジップの簡素なデザインと、程度に長い着丈により、トレンドに左右されずシーンを選ばないジャケットに仕上がった。
CONFECTが得意とする、力の抜けたリラックス感のあるシルエットで、10年、20年と年齢を重ねてもしっくりくる着用感となっている。現代的なディテールには、ビンテージとはまた違った魅力が加わる。
スポーティな雰囲気を併せ持った袖口ゴムギャザーと、衿を立ち上げたスタンドカラーの風防仕様により着方のアレンジも楽しめる。
一般的な裏地は強度重視のためにポリエステル素材とすることが多いが、CONFECTでは天然素材にこだわり、身頃の裏地には生成のリネン、袖にはすべりの良い綿サテンを使用した。
CONFECTが展開するリネンを中心にした天然素材の洋服や、トラッドやミリタリーワークといった装いにも適度に馴染む。
レザージャケットの一般的なイメージであるハードで無骨な雰囲気が和らいだ、リラックス感のある一着。秋のワードローブに加えるのはいかだろうか。
SHEEP LEATHER SPORTS JACKET
発売日:9月8日(金)
価格:¥121,000(税込)
カラー:BLACK
取扱店舗:CONFECT各店、オンラインショップ
(SAYA)