2023年7月の登録車新車販売台数(商用車を除く)は22万1656台で、前年同月比+18.7%と7ヶ月連続の増加。普通乗用車は、15万724台の同+29.8%と先月(+48.6%)の伸び率から若干鈍化したものの7カ月連続の増。小型乗用車は7万932台、+0.4%と4カ月連続の増加となった。Kカー(乗用車)は9万9340台で同-2.1%と久々に前年同月実績を割り込んだ。

7月はホンダ・N-BOXが変わらず首位。1万8000台近くを販売し、独走状態。一方、8月3日に新モデルの一部情報が公開され、先行予約が開始された。秋に正式発表となるようで、今後の販売動向に注目だ。2位にはトヨタ・シエンタが1万2000台以上の登録でKカーの1、2位独占を阻止するかたちとなった。

7月販売台数はホンダN-BOXが首位。今後、ニューモデル発表の影響は?(23年7月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=秋に発表される次期N-BOX。外観はキープコンセプトのデザインだ。8月末から全国で先行展示会が実施される、『CAR and DRIVER』より引用)

またトヨタ・ヤリス(ヤリスクロスを除く)が6ランクアップし、1万台超えの4位につけている。ヤリスクロスを加えると1万8730台となり、ヤリスシリーズではN-BOXを上回る販売実績だ。トヨタ・ノア/ヴォクシーは前年の2倍の登録、プリウスも先月から2ランク順位を落としたものの、前年の4倍の登録と相変わらず好調。

7月販売台数はホンダN-BOXが首位。今後、ニューモデル発表の影響は?(23年7月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=7月は4位と好調のヤリス。ヤリスのハイブリット比率は4割弱、ヤリスクロスは7割弱(7月登録)と構成比に違いが、『CAR and DRIVER』より引用)

先月から6ランクアップで上位進出のスズキ・ハスラー。前年の1.5倍の販売だ。7月はスペーシアも好調でスズキのKカーシェア拡大に貢献した。ダイハツは仕入先の部品工場が火災のため、多くの工場で7月上旬に10日間ほど生産を停止した影響も大きく出ているようだ。

7月販売台数はホンダN-BOXが首位。今後、ニューモデル発表の影響は?(23年7月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=SUVジャンルでヤリスクロスに次いで2位のハスラー。最近はトヨタ・ハリアーの販売台数の後塵を拝する事が多い、『CAR and DRIVER』より引用)
7月販売台数はホンダN-BOXが首位。今後、ニューモデル発表の影響は?(23年7月の全乗用車 国内販売登録ランキングTOP20と過去3ヶ月推移 )
(画像=ランキングは7月の販売/登録台数順、『CAR and DRIVER』より引用)

ブランド別新車販売台数(台)(普通車/小型車/軽自動車/計 (カッコ内)は前年同月比%)

トヨタ  73,939/41,779 /714 /116,432(136.4)
レクサス 9,146/ー/ー/9,146(255.6)
ホンダ  12,529 /11,030 /21,815/ 45,374(94.5)
日産  16,447/6,182/ 12,052/ 34,681(98.3)
マツダ  9,597/ 1,816/ 2,689/ 14,102(101.9)
スズキ  1,304 /8,068/ 34,260/ 43,632(115.2)
スバル  7,115/ 133/ 427/ 7,675(75.7)
三菱   3,064/ 453/ 3,775/ 7,292(92.2)
ダイハツ   1/999/ 23,606/ 24,606(121.8)

文・カー・アンド・ドライバー編集部/提供元・CAR and DRIVER

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