今回は、秋に旅したい場所として、以前ご紹介した「イタリアの最も美しい村」のひとつ、トレヴィについてご紹介します。
トレヴィと言えば、ローマにあるトレヴィの泉を思い浮かべる方も多いかと思いますが、今回は泉ではなく村の名前。イタリア人でも知らない人もいる小さな村です。
トレヴィへのアクセス
トレヴィは、イタリア中部のウンブリア州に位置し、ローマから電車で約2時間ほどの場所にあります。ウンブリア州の州都、ペルージャからは電車で約50分。駅からはバスがあるはずでしたが、事前になかなか情報がなく、なければタクシーを呼ぶか、最悪歩こうと思っていたところ...
駅に着いてからもちゃんとした時刻表が見つからず、バスの時刻を訪ねようとした地元のご夫婦が、なんと車で街まで乗せて行ってくれました!ちなみに帰りは下りということもあり、歩いて駅まで戻ったところ、約40分ほどでした。
改めて確認したところ、以下のサイトでバスの時間を確認できるようでしたが、9時台と12時台に駅を出発するバスがあるものの、帰りは8時台と11時台しかないようですので、バスで行くとしても往路のみと考えておいた方がよさそうです。
車がないとややアクセスに難アリかもしれませんが、それでも行く価値はあると思います!
トレヴィの魅力
私がトレヴィに行きたかったのは、何度かこのあたりを電車で通った時に車窓から見かけた、丘の上にそびえる街並みの美しさ。

気になって調べたら、「イタリアの最も美しい村」でもあったので、なおさら行きたくなりました。車に乗せてくれたご夫婦にどうしてこんな小さな村に来たのか聞かれたので、「イタリアの最も美しい村(I borghi più belli d'Italia)の1つだから来たかったんです」と言ったら、そんな村に選ばれていたとは知らないとのこと。
でもトレヴィのオリーブオイルはイタリア1だから買って帰るようにと教えてもらい、ちょうどトレヴィを訪れた10月はオリーブオイルの収穫期でしたので、「ノヴェッロ」と呼ばれる初物の採れたてオリーブオイルを買いました。
そう、これがトレヴィに行くなら特に秋をおすすめする理由です。試飲もさせてもらいましたが、鮮やかな緑色でそのままゴクゴク飲めてしまうくらい、サラッとフレッシュで本当にイタリア1といえるくらいおいしいオリーブオイルでした!

トレヴィでは他に、サン・マルティーノ修道院付近の展望台からトレヴィの街の全景を眺めたり、迷路のように入り組んだ街中を歩き回ったりした後、ゆっくりランチを取って帰路につきました。


オリーブ畑の中をゆっくり歩いてくだる道すがらには、オリーブの収穫の様子も見ることができました
