ポルシェが人気SUVのカイエンとSUVクーペのカイエン クーペに高性能バージョンの「カイエン ターボE-ハイブリッド」を設定。4リットルV8ツインターボエンジンと高出力の電気モーターを組み合わせたハイブリッドユニットはシステム総出力544kW(739ps)/950Nmを発生

ポルシェ ジャパンは2023年8月29日、SUVのカイエンとSUVクーペのカイエン クーペに最上位モデルの「カイエン ターボE-ハイブリッド」を設定し、同日より予約受注を開始した。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッド 価格:8SAT2342万円 全長4930×全幅1983×全高1685mm ホイールベース2895mm 車重(DIN)2570kg 乗車定員5名、『CAR and DRIVER』より引用)

車種展開および車両価格は以下の通り。

カイエン ターボE-ハイブリッド:2342万円

カイエン ターボE-ハイブリッド クーペ:2400万円

カイエン ターボE-ハイブリッド クーペ GTパッケージ:2790万円

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッド クーペ 価格:8SAT2400万円 全長4930×全幅1983×全高1664mm ホイールベース2895mm 車重(DIN)2595kg 乗車定員5名、『CAR and DRIVER』より引用)

歴代で「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエンおよびカイエン クーペのターボE-ハイブリッドは、本年4月にマイナーチェンジした改良型のハイパフォーマンスバージョンに位置するプラグインハイブリッド車で、高効率と総合的な日常の使いやすさを融合させて走行性能をより際立たせたことが特徴である。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッド クーペ GTパッケージ 価格:8SAT2790万円 全長4930×全幅1995×全高1652mm ホイールベース2895mm 車重(DIN)2495kg 乗車定員5名、『CAR and DRIVER』より引用)

注目のパワートレインは、最高出力599ps/6800rpm、最大トルク800Nm/2400~4500rpmを発生する3996cc・V型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンと最高出力130kW、最大トルク460Nmを発生する電気モーターを組み合わせてシステム総出力544kW(739ps)/システム最大トルク950Nmを発揮するパワーユニットに、専用セッティングの8速ティプトロニックSトランスミッション、そして総電力量25.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載する。EV走行距離は、欧州WLTPモードで最大82kmを実現。また、11kWの車載充電器を装備して充電時の効率性を高める。性能面では0→100km/h加速3.7秒、最高速度295km/hを達成した。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲パワートレインは最高出力599ps/800Nmを発生する3996cc・V型8気筒DOHC直噴ツインターボエンジンと最高出力130kW/最大トルク460Nmを発生する電気モーターを組み合わせてシステム総出力544kW(739ps)/システム最大トルク950Nmを発揮するパワーユニットに、専用セッティングの8速ティプトロニックSトランスミッション、総電力量25.9kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、『CAR and DRIVER』より引用)

シャシー面の強化も図り、新しい2チャンバー、2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンションを装備。後輪へのトラクションを可変で変更してステアリング精度を最適化するポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)も組み込む。また、オプションとしてポルシェダイナミックシャシーコントロール(PDCC)とリアアクスルステアリングを設定した。一方で制動機構には、前10ピストンアルミモノブロック固定型キャリパー(レッド塗装)+Φ420mmディスク、後4ピストンアルミモノブロック固定型キャリパー+Φ365mmディスクを装着。カーボンファイバー強化セラミックブレーキディスクを配したポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)はオプションで用意している。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲カイエン ターボE-ハイブリッド(写真・上)とカイエン ターボE-ハイブリッド クーペ(同・下)は新しい2チャンバー、2バルブ技術を採用したアダプティブエアサスペンションを装備。後輪へのトラクションを可変で変更してステアリング精度を最適化するポルシェトルクベクトリングプラス(PTVプラス)も組み込む、『CAR and DRIVER』より引用)

エクステリアに関しては、大型の冷却エアインテークと2列のヘッドライトモジュール(6万4000ピクセルのHDマトリックスLEDヘッドライト)を配したターボモデル独特のフロントマスクや、光沢ブラックのエアブレードがアクセントの大型クーリングエアインテーク、ボディカラーと同色で仕上げたホイールアーチトリムおよびリアバンパー、ブラッシュドステンレススチール製のターボモデル専用ツインエグゾーストテールパイプなどを採用して、より精悍かつ存在感あふれるスタイリングを創出。ボディサイズはカイエン ターボE-ハイブリッドが全長4930×全幅1983×全高1685mm/ホイールベース2895mm、カイエン ターボE-ハイブリッド クーペが全長4930×全幅1983×全高1664mm/ホイールベース2895mmに設定した。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲カイエン ターボE-ハイブリッドはボディカラーと同色で仕上げたホイールアーチトリムおよびリアバンパーやブラッシュドステンレススチール製のターボモデル専用ツインエグゾーストテールパイプなどを採用、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ダッシュボードとドアパネルのトリムにアルミニウムのインレイを設定。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ブラック基調のパーシャルレザーインテリアおよびレザーシートを標準装備、『CAR and DRIVER』より引用)

インテリアについては、ダッシュボードとドアパネルのトリムにアルミニウムのインレイを施したことがトピック。ルーフライニングはRace-Tex製で仕立てる。また、ヒーター機構付きのGTスポーツステアリングホイールや、フリースタンディングデザインの12.6インチ曲面メーターパネル、ポルシェコミュニケーションマネジメントシステム(PCM)を一括制御する12.3インチセンターディスプレイ、希望のドライビングモードを素早くダイレクトに選択可能なモードスイッチ、18way調整機能付レザースポーツシートなどを標準で採用。オプションで14way調整機能付レザーコンフォートシートを選択することも可能だ。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲カイエン ターボE-ハイブリッド クーペは大型の冷却エアインテークと2列のヘッドライトモジュールを配したターボモデル独特のフロントマスクや、光沢ブラックのエアブレードがアクセントの大型クーリングエアインテークなどを配備、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲ヒーター機構付きのGTスポーツステアリングホイールやフリースタンディングデザインの12.6インチ曲面メーターパネルなどを配備。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲スムースフィニッシュレザーのインテリアおよびレザーシートを標準装備、『CAR and DRIVER』より引用)

ニュルブルクリンクの北コースでSUV最速タイムを叩き出した従来型のカイエン ターボGTのキャラクターを受け継ぐ「GTパッケージ」をクーペに設定したことも、新しいカイエン ターボE-ハイブリッドの訴求点だ。機構面については、エアサスペンションを含むすべてのシャシーとコントロールシステムを専用チューニング。ボディは10mmほど低く設定し、合わせて専用のピボットベアリングを組み込んでフロントアクスルのキャンバーを通常モデル比で-0.58度とする。また、22インチGTデザイン鍛造アルミホイールと専用パフォーマンスタイヤ、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)、リアアクスルステアリング、チタン製スポーツエグゾーストシステムなどを標準で組み込んだ。性能面では、0→100km/h加速が3.6秒、最高速度が305km/hを実現する。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲カイエン ターボE-ハイブリッド クーペ GTパッケージはエアサスペンションを含むすべてのシャシーとコントロールシステムを専用チューニング。ボディ高は10mmほど低く設定する、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲22インチGTデザイン鍛造アルミホイールと専用パフォーマンスタイヤ、ポルシェセラミックコンポジットブレーキ(PCCB)、リアアクスルステアリング、チタン製スポーツエグゾーストシステムなどを標準で装備、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲カーボンファイバー材のルーフおよびルーフスポイラーを採用、『CAR and DRIVER』より引用)

エクステリアについては、ブラックのアクセントを施した専用のフロントセクションや、ブラックのホイールアーチエクステンション、カーボンファイバー材のルーフおよびルーフスポイラー、サイドプレート、リアディフューザーなどを専用装備。ボディサイズは全長4930×全幅1995×全高1652mm/ホイールベース2895mmに設定する。一方で内包するインテリアには、Race-Tex巻きのスポーツレスポンスボタン付GTスポーツステアリングホイールおよびレーシングイエローのセンターマークなどを配するGTインテリアパッケージ(アークティックグレーステッチ)や、センター部をパーフォレーテッドRace-Tex表皮で仕立てたスポーツシート、同じくセンター部をパーフォレーテッドRace-Tex表皮で仕上げた40:20:40分割可倒式スポーツリアシート、ディープシーブルーまたはアークティックグレーのシートベルトを配備して、よりスポーティなキャビン空間を演出した。

「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲Race-Tex巻きのスポーツレスポンスボタン付GTスポーツステアリングホイールおよびレーシングイエローのセンターマークなどを配するGTインテリアパッケージ(アークティックグレーステッチ)を採用。日本導入モデルのハンドル位置は右、『CAR and DRIVER』より引用)
「史上最もパワフル」と謳うポルシェ・カイエン ターボE-ハイブリッドが日本デビュー
(画像=▲センター部をパーフォレーテッドRace-Tex表皮で仕立てたスポーツシート、同じくセンター部をパーフォレーテッドRace-Tex表皮で仕上げた40:20:40分割可倒式スポーツリアシートを装着、『CAR and DRIVER』より引用)

提供元・CAR and DRIVER

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