おにぎり専門店というライバル

 コンビニにとって「おにぎり」は、売り上げという意味での看板商品だが、その原材料の調達から生産、流通、販売に至るまで、各社がこれまで積み上げてきた無数のノウハウが結晶した「代表作」ともいえる。そんなコンビニおにぎりの目下のライバルは、「専門店のおにぎり」かもしれない。近年では手作りおにぎり専門店が増えており、駅チカやショッピングモールなどにも進出。都内では、行列の絶えない人気店「ぼんご」や、その系列店も続々と増えており、大きな話題を集めている。

「炊きたてのお米をお客さんの前で握って提供するというおにぎりの美味しさに、コンビニは太刀打ちできません。しかし、それに近いレベルの商品を全国チェーンで大量販売するというのがコンビニのビジネスなのです。人気専門店の味の傾向などは、コンビニ各社もマーケティングしていると思いますので、今後販売されるリニューアル商品に反映されていくでしょう」(同)

 コンビニ技術の結晶である「おにぎり」。ひとつひとつは手軽で安価だが、そこには莫大な開発コストと蓄積された職人的ノウハウも握り込まれているのだ。

(文=清談社、協力=信田洋二/Believe-UP代表取締役)

提供元・Business Journal

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