もちろん、すぐにそういった社会になるというのではなく、徐々にそのような社会になっていく可能性があるということだ(欧米などでは、既に様々なトラブルが起きている)。また、同法案に対する多数の反対意見を無視して、強引に法案を成立にもっていった自民党執行部への怒りというものも、YouTubeなどを見ていて、百田氏からは感じられた。
自民党では、LGBT法が成立してから「女性の権利を守る対応策を検討」するとして議員連盟が発足したが、これなども、物事の順序が逆であろうと私は感じる。女性の権利や安全が守られないまま、法案を通したということではないか。
それはさておき、これまで、消極的に自民党を支持してきたという百田氏であったが、(特に安倍晋三元総理が亡くなってから)「保守政治」からドンドンと離れていく自民党を見て、ついに堪忍袋の緒が切れたと言うことだろう。
自民党は保守政党ではなく、実は「リベラル政党」だったのではないか。そうした疑問が確信に変わったことも、百田氏が新党立ち上げを企図した大きな理由であろうと思われる。政党の正式名称の発表や党員募集などは、これから行われるとのことだが、百田新党が「保守」結集の場となるかが注目される。
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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