挑戦を恐れては現状維持もままならない。それはヘラの世界でも同じこと。失敗を恐れずに突き進め!マルキユーインストラクター・吉田康雄に与えられた使命は、まさに挑戦。「先生」になんてならなくていい。いつだってどこだってザ・チャレンジ!第51回のテーマは「ノルマは48cm超IN片倉ダム」。8月上旬の超大型ラッシュから一転、小康状態に陥ってしまった千葉県君津市にある同ダムで、果たして吉田はノルマを達成できるのか。取材日は8月21~22日(月・火)
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(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
片倉ダムで大型狙い
「楽しみにしてたんです。この日が来るのを」
ずいぶんと大げさだなぁ(笑)。ただの大型狙いなんだけど。
「関口さんは日ごろから大型狙いばかりだし、まして今回はホームグラウンドの片倉ダムなのでそんな言い草なんですよ。ボクにとってはめったに行けない釣り場だし、しかもそれが大型となれば余計にワクワクしちゃいますよ」
じゃあしっかりイメージトレーニングを積んでおかないと。タイトルどおりの結果をだしてもらわないとね!
「はい!ところで片倉ダムの現状はどんな感じなんですか?」
8月上旬は50cm超が連発してた。それこそ日に数枚なんてこともあったし、1人が一日で2枚釣ったこともあったなぁ。
「関口さんも釣ったんですよね?52.9cmでしたっけ。すごいなぁ」
自分で言うのも何なんだけど、その時点で今季片倉ダムのレコード記録だったんだ。だけど二日後には53.8cmが出てあっさり更新されちゃったよ(涙)。しかもその日はゴーサンパーの隣で52.5cmも釣れて、まさに片倉フィーバーだったんだよね。
「50cm超が連発してたのには何か理由でもあったんですか?」
減水だね。下流の亀山湖に向けて同時期に水を落としてたんだよ。確か1週間前後だったかな。超大型が釣れていた期間もほぼ合致してるから、水が動いたことで口を使いだしたとするのが妥当な見解かな。でも減水が止まったら急に食いが悪くなって、直近では50cm超はおろか尺半を釣るのも難しくなってきた。
「えーっ、そうなんですか。マズいじゃないですか?」
そうなんだよ。マズいんだよ。でもそこを何とかするのがインストラクターの仕事でしょ!期待してるぜ。
「そんな無茶なぁ」
なお前号で『ノルマは48cm超』と予告を打ったのは実釣取材の5日ほど前。よくある取材後につじつまが合うように予告タイトルを付けたわけではなく、正真正銘の取材前だということを、ここに付け加えておく。
「要するに予告を打つ前に取材をおこなってボクが50cm超を仮に釣っていたら、予告タイトルが『ノルマは50cm超』とかになっていたかも。そんな話ですよね」
そういうことだな。取材記事ではあるあるなんだけど、今回ばかりはタイトルを付ける時期がちょうど不調期になってしまったから、48cm超にとどめておいた。つまり記者のお情けとでもいうべきかな(笑)。
「それでも48cm超ですよね。情けなんてこれっぽっちも感じないんですけど…」