システムの有効性を確認・改修を図る

関東鉄道株式会社らは7か月におよぶ実証検証により得られた結果を踏まえ、踏切内AI滞留検知システムの有効性を確認するとともに、線路内に滞留する物体を検知した場合に接近する列車の運転士にアラート通知する機能など、システム改修を図る予定です。その後、鉄道各社への同システム導入に向けた提案を行うとのこと。

今後、踏切内AI滞留検知システムを構成する技術を応用し、線路内への鳥獣侵入、ホームからの転落、駅構内の異物などを検知可能とすることで、鉄道運行の適切化や駅構内の安全対策に貢献する方針です。

(文・Haruka Isobe)