WEリーグ 写真:Getty Images

 なでしこジャパン(日本女子代表)の躍進で女子サッカー人気回復が期待される中での決断だ。WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)INAC神戸レオネッサの安本卓史代表取締役社長が、自身のX(旧ツイッター)アカウント更新をやめると宣言し、話題を呼んでいる。

 女子サッカーに関してこれまで自身の意見を発信してきた安本氏。先月30日にはプロ野球・阪神タイガース対横浜DeNAベイスターズを阪神甲子園球場のバックネット裏から観戦したことをファンに報告。

 翌日には阪神園芸によるグラウンド整備の様子をアップした上で「一昨日の甲子園。いつもと違う感情でグランドを見る機会がありました。自分の中では阪神、野球、甲子園、サプライヤー、広告、女子サッカー、地上波中継、新聞社が繋がった一日。アレを掴む日を楽しみにしてます」と、プロ野球観戦から女子サッカー発展のためのヒントを得たことを明かしていた。

 しかし安本氏は2日未明に突如、Xアカウント削除を決断。自身の心境を以下のように綴っている。

 「一生懸命に情報出そうと思っててん。だけど、うまく伝わらんかったり、たまに批判されたり。 プロ野球で社長やオーナー、監督が発信してるとこなんてどこも無いやんか。だから、明日で辞めます。とりあえずTwitterはグッバイ。InstagramとFacebookとTikTokは残しとくけど」

 女子サッカーへの関心度は、直近数年間にわたり低迷。2021年の東京五輪後に開幕したWEリーグの人気にも上昇の気配が見られなかった。そんな中、今年夏に行われた女子W杯におけるなでしこジャパンの躍進ぶりは、世間で話題になっている。なでしこフィーバーによるWEリーグの人気上昇が期待されているだけに、安本氏に情報発信継続を願うコメントが寄せられている。