空気を切り裂く戦闘機のような造形や漆黒に輝くボディが、世界中のエンスーたちの心をくすぐる。

セレブが集うクラシックカーの祭典「モントレー・カー・ウィーク 2023」にて、アルカンターラとジンガー・ビークルが共作した特別仕様車「21C Blackbird Edition(21C ブラックバード エディション)」が初公開された。

圧巻のハイパーカーに最高品質の“ALCANTARA”を採用

クルマ好きなら知らぬものがいないアルカンターラは、メイド・イン・イタリーの最高品質を誇るマテリアルブランド。

独自の技術によって生み出される“ALCANTARA”は、高級感のある見た目や触感、優れた機能性を備え、クルマやインテリア、ファッションなど様々な分野の一流ブランドに採用されている。

一方のジンガー・ビークルは、米カリフォルニアに本拠を置く少量生産のハイパーカーブランドだ。

唯一無二の存在感を放つ「21C」には、創業当初からインスピレーションを受けてきた航空機「SR-71 ブラックバード」へのオマージュが込められている。

V8ツインターボエンジンと2基のモーターを組み合わせたパワーユニットは、最高出力1,250hpを発生。0-100km/h加速は驚異の1.9秒、最高速は405km/hに達するという。

オレンジの裏地でさらなるスポーティ感を演出

コックピットは、戦闘機のように縦方向に並んで座るタンデムスタイルを採用。今回の特別仕様車では、パンチング加工を施したブラックの“ALCANTARA”にオレンジの裏地を組み合わせることで、よりスポーティな空間を演出している。

サステナビリティへの強いコミットメントや、卓越したデザインを実現しながら環境への負担を最小限に抑えた製造技術も、両ブランドをつなぐポイントだ。

その他、“ALCANTARA”を奢ったコラボ記念の特注トートバッグもデザイン。同バッグには、「Czinger(ジンガー)」と「ALCANTARA」のロゴが刻まれている。

「21C Blackbird Edition」の生産台数や価格などは不明だが、公道に放たれる瞬間が今から待ち遠しい。


(zlatan)