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取引額が高い車ランキングTOP10

取引額が高い車ランキングTOP10

この項目では、オークションでの取引額が高かった車種で上位10車種をピックアップしました。

第10位:アストンマーティン DP215 GTコンペティション(1963年式) イギリスの高級車メーカー「アストンマーティン」のスポーツプロトタイプカーが「DP215 GTコンペティション」です。

DP215 GTコンペティションは1963年に登場した世界に僅か1台のモデルであり、DB4GT→DP212→DP214と引き継がれてきたプロトタイプマシンのエボリューションモデル的立場に位置しています。

1963年のル・マン24時間耐久レースに出場後、テスト走行中のアクシデントで廃車に。しかし、愛好家がレストア作業を行い復活させたという経緯があります。

2018年に行われた「RMサザビーズ・モントレー・オークション」では、2,145万5,000ドルの落札額で取引されたのが話題となりました。

取引価格
取引価格:2,145万5,000ドル(2018年8月:「RMサザビーズ・モントレー・オークション」)

第9位:ジャガー Dタイプ(1955年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=出典:flickr.com Author:David Merrett CC BY 2.0,『MOBY』より 引用)

イギリスを本拠とし、高級車メーカーとして定着している「ジャガー」。1950年代に生産されていたレーシングタイプの車種が「Dタイプ」です。

長いボンネットと直列6気筒エンジンの搭載、オープンタイプのボディが特徴。ル・マン24時間レースに参戦した車両でもあり、生産台数は68台しかないため、希少価値の高いモデルです。

2016年、RMサザビーズのオークションで取引された際、記録した価格は2,178万ドルでした。取引された車両は過去にレーシングチームが所有しており、1956年にはル・マン24時間に出場するなど活躍していたとのことです。

取引価格
取引価格:2,178万ドル(2016年8月「RMサザビーズ」)

第8位:デューセンバーグ SSJ(1935年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=出典:flickr.com Author:Cars Down Under CC BY 2.0,『MOBY』より 引用)

1910年代から1930年代までアメリカに存在した高級車メーカー「デューセンバーグ」。

「モデルJ」と呼ばれる車種の“ショートホイールベース&スピードスター”タイプが「SSJ」です。俳優のクラーク・ケーブルとゲイリー・クーパーの2人が所有し、世界でわずか2台しか存在していなかったことで知られています。

当時ではレーシングカーで使われるようなレベルの直列8気筒6,700ccエンジンを搭載。最高速度は210km/hをオーバーしていたとのこと。

2018年8月に行われた「グッディング・ペブルビーチ・オークション」で、“カニンガム・コレクション”で保管されていた車両が2,200万ドルの取引額で落札されたのが話題となりました。

取引価格
取引価格:2,200万ドル(2018年8月:「グッディング・ペブルビーチ・オークション」)

第7位:アストンマーティン DBR1(1956年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=画像はアストンマーティン DBR1 1957年,『MOBY』より 引用)

アストンマーティンの歴史で希少価値の高い1台となっているのが「DBR1」です。

レース参戦のため開発された車両であり、合計で5台が生産されています。5台のうち4台はアストンマーティンのファクトリーチームが使用して、1956年よりル・マン24時間耐久レースへ参戦。1958年と1959年と、ル・マン24時間で総合優勝を遂げた実績があります。

2017年8月に実施された「RMサザビーズ」のオークションで、イギリスの自動車メーカーで記録した落札額では新記録となる2,255万ドルをマークしたのが話題となりました。

取引価格
取引価格:2,255万ドル(2017年8月「RMサザビーズ」)

第6位:フェラーリ 275GTB/C スペチアーレ(1964年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=画像はフェラーリ 275 GTB 1966年 ©Dan74/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

フェラーリの車両は、現代で販売されているモデルだけでなく、オールドモデルでもオークションで高値取引されています。

「275GTB/C スペチアーレ」は1964年の「パリモーターショー」にて初公開されたスポーツカーです。1気筒あたりの排気量と“グラン・ツーリスモ・ベルリネッタ”の略称からとった車名からは、レーシングタイプの車種ではなく公道での走りを楽しめる車であるのが伝わってきます。

2014年8月に行われた「RMオークション」にて、1964年式の車両が2,640万ドルにて落札されたのが話題となりました。

取引価格
取引価格:2,640万ドル(2014年8月「RMオークション」)

第5位:フェラーリ 275GTB/4S NARTスパイダー(1967年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=画像はフェラーリ 275 GTB NART Spider ©Wolfgang/stock.adobe.com,『MOBY』より 引用)

フェラーリが1960年代中盤から後半まで生産していたロードスポーツカー「275」。そのシリーズでも、希少価値が高いのが「 275GTB/4S NART スパイダー」です。

1967年から1968年までの間で10台が生産されたのみで、うち9台がアメリカへ渡っていたとのこと。

ロングノーズと、V型12気筒DOHCの自然吸気エンジンが特徴で、270km/h近い最高速度を実現できたという、1960年代生産のスポーツカーでは屈指の性能を誇ります。

2013年8月に行われたRMオークションで、エディ・スミスSr氏が所有していた1967年式の車両が2,750万ドルの取引額で落札されました。

取引価格
取引価格:2,750万ドル(2013年8月「RMオークション」)

第4位:フェラーリ 290MM(1956年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=出典:wikipedia.org Author:Tino Rossini  CC BY 2.0,『MOBY』より 引用)

フェラーリ「290MM」は、レースに参戦するなど活躍したスポーツプロトタイプカーです。

「860モンツァ」をベースに、V型12気筒SOHCエンジン「ティーポ136」を搭載。当時のトップドライバーたちにより「世界スポーツカー選手権」へ参戦していました。

2015年12月にRMザビーズのオークションへ出品された車両は、「ブエノスアイレス1000km」で総合3位を獲得した実績があります。その車両の取引額は2,805万ドルとなり、落札されたのが話題となりました。

取引価格
取引価格:2,805万ドル(2015年12月「RMザビーズ」)

第3位:メルセデス・ベンツ W196(1954年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=メルセデス・ベンツ W196(画像は1955年式),『MOBY』より 引用)

ドイツの大手自動車メーカーで定着している「メルセデス・ベンツ」。F1グランプリに初めて参戦したときの車両が「W196」です。

グランプリレースには15回出走し10勝を挙げる活躍で、1954年と1955年に世界王者となった実績があります。

2013年7月に行われた「ボナムス」オークションで、伝説のアルゼンチン人ドライバー、ファン・マヌエル・ファンジオ氏が操り、2度のレースを制した車両が出品されました。落札時の取引価格は2,960万ドルをマークしています。

取引価格
取引価格:2,960万ドル(2013年7月「ポナムス」)

第2位:フェラーリ 335S(1957年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=出典:wikipedia.org Author:Alexandre Prévot CC BY-SA 2.0,『MOBY』より 引用)

フェラーリ「335S」は、“スカリエッティ”の別名をもつレーシングカーです。1957年に登場し、「ミッレミリア」やル・マン24時間耐久レースなどで活躍。ル・マンでは平均速度が200km/h近いペースで走行し、最速ラップをマークした実績をもちます。

2016年8月に行われた「アートキュリアル」にて、1957年式のシャシー「0674」が出品されました。3,573万510ドルの取引金額で落札されています。

取引価格
取引価格:3,573万510ドル(2016年8月「アートキュリアル」)

第1位:フェラーリ 250GTO(1962年式)

【歴代最高額は76億円!?】2023年の世界一高い車ランキング!
(画像=Patrick Ernzen ©2018 Courtesy of RM Sotheby’s,『MOBY』より 引用)

「フェラーリ 250GTO」は、1962年に登場したレーシングカーです。トゥール・ド・フランスやタルガ・フローリオ、ル・マン24時間レースなどで優勝を飾った実績を誇ります。

V型12気筒エンジンを搭載し、最高速度は280km/hというポテンシャルを実現。そのような性能を持ちつつも、当時のフェラーリでは珍しいフロントボンネット内にエンジンを収めていたのが特徴に挙げられます。

2018年8月に行われたRMザビーズのオークションにて250GTOが1台出品されました。4,840万ドルの取引額で落札されています。

また、2018年6月には、個人売買で250GTOが取引された際の取引額が話題となりました。英国基準で5,200万ポンド、日本円でおよそ76億円にて取引が進められたのだそうです。

取引価格
取引価格:4,840万5000ドル(2018年8月「RMザビーズ」)

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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