MF:佐野航大(NECナイメヘン/オランダ)

近年はJ2クラブからJ1を飛び越えて海外挑戦を果たす選手もいる。MF本間至恩(クリュプNXT)は2022年にアルビレックス新潟から、DF冨安健洋(アーセナル)は2018年にアビスパ福岡から、それれベルギーへ渡った。

そして今夏はファジアーノ岡山からMF佐野航大が、オランダのNECナイメヘンへの移籍を決めている。これまではU-20日本代表での活動が主だったが、MF松木玖生(FC東京)らと同様パリ五輪行きも十分に期待できる選手の1人だ。

岡山では、2023シーズン左サイドを主戦場に様々なポジションで出場機会を得て20試合に出場。2ゴール4アシストと数字も残している。エリア内でも積極的に仕掛けるその姿勢と技術は、U-23日本代表が誇る強烈な個性を持つ2列目の選手たちと比較しても見劣りしない。

新天地NECナイメヘンには、今夏横浜FCよりFW小川航基も加入。佐野はまずポジションを取ることが最初のミッションにはなるが、小川とは活かし合える関係構築も可能なはず。飛び級での海外挑戦を決めたからには、成長を加速させてパリ五輪の代表選手として名を連ねてほしいものだ。