なでしこジャパン(日本女子代表)は、今年夏に行われたFIFAワールドカップ(女子W杯)でベスト8と健闘。WEリーグ(日本女子プロサッカーリーグ)2023/24シーズンが8月下旬に開幕した中、日本代表FW田中美南(INAC神戸レオネッサ)が女子サッカー人気に言及している。
日本国内での女子サッカーに対する関心度は、2021年の東京五輪でなでしこがベスト8止まりだったこともあり、直近数年間は低迷。東京五輪後に開幕したWEリーグの人気にも上昇の気配が見られなかった。
それでも今年のW杯における日本代表の躍進ぶりは、世間で話題に。準々決勝でスウェーデン代表に敗れて優勝を逃したとはいえ、なでしこの健闘による女子サッカー人気回復が期待されている。
しかし田中は、内田篤人氏の冠番組であるDAZN制作『フットボール・タイム』出演時に「W杯での結果が、WEリーグ(の人気)にもろに影響が出てくると分かっていた。だからこそ、もっと良い成績を残したかった」と、女子サッカー人気という観点からベスト8という成績に後悔していることを告白。
「このちょっとした盛り上がりを絶やさないように、WEリーグで頑張っていきたいと思います」と、INAC神戸の一員として戦う今シーズンへの意気込みを語った。
W杯をはじめ国際大会が終わるたびに議論の対象となる女子サッカー人気。WEリーグ関係者にはなでしこフィーバー継続のための努力が求められそうだ。