いつ見える? スーパーブルームーンの観測情報

月は絶えず満ち欠けしているので、日付が変わるタイミングで形が変わるわけではありません。

8月31日は、月が満月となるのは10時36分なので、日本では月が見えない時間帯です。

日本(東京)の8月31日の月の出る時間は、18時36分です。

月が欠ける前に満月になってからなるべく早い時間に見たほうがいいのと、昇った直後の方が月が大きく見えるので、見やすい高度になってくる19時30分頃に東の空を観測することをおすすめします。

高度が高い月の方が青っぽく見えるので、「スーパームーン」らしい大きさをとるか、少しでも「ブルームーン」という言葉の雰囲気を楽しむかは迷うところかもしれませんね。

ただ、夏の月は南中高度があまり上がらないので、大きさを優先したほうがいいのではないかなと思います。観測する場所も月が建物に隠れないよう、ひらけたところにしましょう。冬だとこの場所から見えたのに…という満月も、夏だと見えないかもしれません。

2023年の一番近い満月と遠い満月の距離の違い
Credit: 国立天文台

ちなみに、今年のスーパームーンの満月は、もっとも遠かった2月6日の満月に比べて、視直径が約14%大きく光っている面積も約29%広く見えるのだとか。

2つの月を並べて観測するわけではないので、実感するのは難しいですが、もっとも大きく明るい月なのは確かです。

今の時期だと晴れる可能性は高いですし、月は肉眼で気軽に楽しめる天体です。

せっかくのスーパーブルームーン、観測してみてはいかがですか。見たら大きな幸せが手に入るかも?

参考文献
ASTROGUIDE 星空年鑑2023
国立天文台 2023年 地球から最も近い満月
INTERNATIONAL PLANETARIUM SOCIETY
SKY&TELESCOPE
大阪大学理学研究科