北海道で60年以上鉄工業を営む及川鉄工のブランド「Fe:FRAME(エフイーフレーム)」が、公式ECサイトにて屋外用の薪ストーブ「OUTDOOR STOVE YUKI」を8月20日(日)に発売した。
燃焼室が3段に分かれている“スリット式ユニット構造”で、自由自在にカスタムもできる、他にはない魅力をもったストーブだ。
経年変化が楽しめる鋼板製の薪ストーブ
アイアン家具やキャンプギアなどを開発・販売する「Fe:FRAME」の新作「OUTDOOR STOVE YUKI」は鋼板製で、及川鉄工の鉄鋼加工技術が随所に活かされている。
メインの鋼板には。経年変化を楽しめるCOR-TEN鋼(コールテンこう)を使用。COR-TEN鋼とは、保護性錆によって錆の腐食が内部まで進むことを防ぐ耐候性鋼板で、北海道百年記念塔の建材にも採用されている。年月とともに黒茶色へと色合いが変化するため、ストーブを使うほど味わいが増すのも魅力だ。
要所には反射するステンレスを使用し、光の美しさを演出している。上蓋にはステンレス角棒で六花をデザイン。見た目の美しさだけではなく、熱による反り返りを防ぐ役割をもつ。
サイズもデザインも変えられるスリット式ユニット構造
同製品の最大の特長は、ユニットのスリット(すき間)に専用プレートを立てたり、積み上げたりすることで“トランスフォーム”すること。
まず、シーンに合わせて3段階に大きさを変えられる。たとえば2人で使用したいときはユニット1、家族で使うときはユニット2。複数の仲間と使用するときはユニット3と、人数や空間の広さによって専用プレートを使い分け、大きさを変えることが可能だ。
美しい炎を楽しみたいときにはガラスプレートを多めに、しっかり暖をとりたいときには鋼板プレートを多くすることもできる。ガラスプレートと鋼板プレートの組み合わせ方を変えて、本体のデザインに変化をつけられるのも楽しい。
専用プレートのバリエーションも豊富だ。オプションの二次燃焼プレートは、空気を取り入れて二次燃焼を促し、さらに美しい炎を発生させることができる。カスタマイズするワクワク感を与えてくれる、男心をくすぐる製品である。
テントサウナやロウリュウも楽しめる自由度の高さ
単に大きさやデザインを変えられるだけではない。スリットにメッシュサウナプレートを挿し込んで3段目をバケットにし、サウナストーンを入れれば、テントサウナ用のサウナストーブとしても使える。
サウナストーンが完全に温まるまで約60分ほど待てば、ロウリュウも可能。。蒸気を発生させるロウリュの水がガラスにかからないよう、内部構造に工夫を施しているという。