スイス機械式時計ブランドのオリスジャパン社から、社会貢献活動支援モデルシリーズとして「オリス×ブレスネット」が新たに登場する。
海洋生物を危険にさらすゴーストネット(廃漁網)をアップサイクルした、文字盤のダイバーズウォッチ。身に着けることで自然を守るこの夏の新作を、手に取ってみよう。
海洋環境保全活動を続けるオリスジャパン社
深刻な問題となっている、海洋プラスチックごみ。
例えば、ハワイとカリフォルニアの間で漂う「太平洋ゴミパッチ」はドイツの4.5倍の面積があり、その46パーセントは量の途中で失われたり、捨てられたりした漁網だといわれている。
それらの網は無駄になっているだけでなく、漂流中に海洋生物を捕らえて死に至らしめることも。さらには、年間数百万トンの漁網が海に放出され、その廃漁網は4~500年漂流を続けるという専門家もいる。
一方で、オリスジャパン社はスイス、ヘルシュタインの本社で環境負荷を激減させる努力を続けており、供給元のパートナーにもサステナブルな会社を選択。慈善団体や非営利団体、社会企業など志を共有する組織とのパートナーシップも構築している。
そして今回、問題視されているゴーストネットをアップサイクルして作り上げた、美しいダイアルの特別なアクイスデイト「オリス×ブレスネット」を販売する。
本格ダイバーズウォッチ「オリス×ブレスネット」
漁網の切れ端以外何も添加せずに製作された、万華鏡のようなパターンのダイアル。グリーン、ブルー、ホワイトの網の切れ端をゆっくり溶かしたあと、冷却して薄いプレートにしたものを切り抜き、厚さ0.3ミリまで研磨することで作り上げている。
また、同アイテムはケースサイズ43.5mm、36.5mmの2種類から選ぶことが可能。いずれも自動巻で、逆回転防止ベゼルを装着した、30気圧(300m)防水の本格ダイバーズウォッチとなっている。何よりの特徴は、私たちが目指す世界への変革のシンボルであることです。
なお、販売価格は385,000円(税込)となり、発売は9月を予定している。2つと同じものはない、特別なモデルをこの機会に身につけてみては。
オリス×ブレスネット
ケース:マルチピースステンレススチール
ダイアル:アップサイクル廃漁網
風防:サファイアクリスタル、両面ドーム仕上げ、内面無反射コーティング
ケースバック:ステンレススチール、ねじ込み式、ミネラルガラス、スペシャル刻印
ブレスレット:マルチピースステンレススチールブレスレット、セキュリティフォールディングクラスプ(43.5mmはクラスプエクステンション付)
ムーブメント:ナンバー オリス733
機能:時分秒針、6時位置にデイトウィンドウ、デイトコレクター、ファインタイミングデバイス、ストップセコンド
オリスジャパン社公式サイト
(綱嶋直也)