こんにちは、ママライターのhiroyukaです。先日電車が大好きな1歳9ヶ月の息子を連れて、横浜のみなとみらい地区にある「京急ミュージアム」に行って来ました。
2020年1月にオープンしたばかりでまだ比較的新しい館内に、昭和初期から活躍した京急車両の展示や、京急電車の鉄道模型が走る巨大ジオラマがあったり、運転体験や鉄道シュミレーション体験、オリジナルのプラレールを制作できる"マイ車両工場体験"が出来たりと電車大好きな子鉄のお子さんを持つパパさんやママさんに是非チェックしていただきたいスポットです。しかもなんと入場無料というから驚きです。
現在はコロナウィルスの影響で整理券方式の人数制限付きで営業をされているのですが、はじめて伺った日は入口に「整理券配布終了」の看板が...!残念ながら、その日は諦めて退散。日を改めて、2度目のチャレンジでようやく入る事が出来たのでした。
今回は、そんな念願叶って入る事が出来た「京急ミュージアム」の見どころを、実際の体験談を基にお届けしたいと思います!
目次
整理券を受け取るまで
前回は、お盆期間中&整理券配布終了時刻間際だった事もあり、整理券を受け取る事が出来ず。今回は平日にリベンジしました。余裕を持って行こうとは思ったものの、子連れでの出発となるとなんだかんだでバタバタしてしまうのはきっとあるあるですよね...?我が家の息子は2歳を目前に若干のいやいや期が到来しているので、「靴下はかない!オムツ替えない!着替えない!」と走り回っていたところをなんとか捕まえて家を出て、整理券配布 9:45~のところ、到着したのは 9:35。既に10組程の親子が並んでいましたが...なんとか無事に整理券を受け取る事が出来ました!
到着すると「でんしゃ!でんしゃ!」と出発前のあのいやいやは嘘だったかのように、すっかり電車モードにチェンジ。しっかりと整理券を握りしめていました。笑
入館するまでは列に並びつつ、京急線についての展示があったので眺めながら中に入れるのを待ちました。
なにやら、鉄道会社さんへの絵はがき大募集キャンペーンというのが行われていたんだそう。
何気なくみていたのですが、全国から5,558通も応募があったと知ってびっくり。
そのうちの390通が京急電鉄に届いたんだそう。なんだか語呂合わせも良いですね。
お子さんたちが一生懸命書いたイラストやお手紙にほっこりしました。中には大人顔負けのイラストもあって関心してしまいました。息子は最近黄色が好きなので、黄色い電車をみつけて嬉しそうでした。
受付にも電車がいっぱい!!整理券をもらって入場するまで待機するスペースが2階なので、ミュージアムのある1階を上から見下ろすことが出来ます。
そこはガラス張りになっているのですが、息子は何度も切なそうに電車をみつめて「あーけーてー」と言っていました。笑
また、入口にはこんな看板も。
受付でサーモグラフィーによる検温をしてくださっているんだそう!最先端...!もはや常識になりつつありますが、アルコール消毒とマスク着用も忘れずに。
受付の京急バスのマスコット「けいまるくん」もマスクを着用していました♪
「間もなく入館時間となりますので...」というスタッフさんの声で再度入口に集まり、エレベーターで下へと向かいます。エレベーターも密にならないようスタッフの方が人数を調整してくださっていたのですが、私が乗った時は私達親子以外全員大人。おそらく皆さんおひとりで来られている方々のようでした。子供から大人まで幅広い方々に注目されている施設なのだなあと感じました。
いよいよ館内へ!一体どんなブースがある&体験が出来るの?
館内は主に5つのゾーンに分かれていたので、順番にご紹介していきますね。
1.京急ヒストリー
まずこちらは昭和初期から活躍した京急車両「デハ236号」が展示されています。
品川~横浜~浦賀間の直通運転を実現した歴史的車両なんだそう。ホームは230系が引退した頃の1970年代を再現しています。
車内には京急の歴史を紹介するコーナーが。
手書きの中吊り広告も当時のものを再現しているのでしょうか。まるでタイムスリップしたかのような気分を味わうことができます。
また、電車の奥のドアは自動で開閉するようになっていました!
しばらく電車に乗るのを自粛していたからなのか、ドアがしまる音がこわかったのか、終始息子は私にしがみついて離れず。電車の前で記念写真を撮ろうと思っていたので、予想外の反応でした。見るのは好きなのに、乗りたくはないようです。息子よりも少し大きな幼稚園生くらいのお子さんたちは電車の前で記念写真を撮っていました。
2.京急ライン ジオラマ
こちらは京急線の沿線風景を再現した長さ12メートルサイズの巨大ジオラマ。京急電車の鉄道模型が走っています。
ミュージアム内で息子がおそらく1番喜んでいたのはこちらのコーナー。何度もジオラマ内を走っている黄色い電車を一緒に探しました。
以前ご紹介した電車スポットの記事で、「京急線と言えばよく見かけるのは赤なので、黄色や青を見つけるとなんだかハッピー」と言ったような感想を書いていたのですが...黄色い車両は1週間に1~2回程度、限られた区間でしか運転されず、絶対に乗る事が出来ず、偶然目にすることができると歓声が上がるなど、隠れた人気車両となってグッズの販売も行われているほど。まさに「しあわせの黄色い電車」と呼ばれていたんです。
その人気に応え、"沿線にも幸せを広めたい"との思いから、2014年5月1日(木)より「沿線に幸せを運ぶ電車」として「KEIKYU YELLOW HAPPY TRAIN(京急イエローハッピートレイン)」の運行が開始されたんだそう。運行は当初3年限定の予定だったそうですが、好評だったことから引き続き運行することが決まったんだそうですよ。ちなみに青い電車は「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」(京急ブルースカイトレイン)と呼ばれていて「羽田空港の空」と「三浦半島の海」をイメージしているんだそうです。
赤レンガに観覧車、ランドマークタワーでしょうか。知っている街並みを探すのは大人でも楽しめるポイントだと思います。
また、こちらのコーナーではこのジオラマ内を走行する模型の先頭車両に搭載したカメラの映像を見ながら、本物の800形電車運転台で操作体験もできます。3分程度体験出来て1回100円なのでとてもリーズナブル。
私が訪れた時にはマイ車両工場などが利用出来なかったからかもしれませんが、唯一このコーナーは数名並んでいたので、もしかするとついて1番最初にこちらのコーナーへ足を運ぶと並ばずにすむかもしれません。
1歳の息子には「まだはやいかな?」と思いながら並びましたが、椅子にも1人で座れましたし、とても真剣に画面をみつめたり、楽しそうな姿もみることが出来たので体験させてあげられてよかったです。
そうそう、こちらにもこんな貼り紙が。
こんな時なので「たくさんの人が手に触れるものを子供に触らせるのは抵抗がある...」という方もきっといらっしゃいますよね。ミュージアム内には一度の塗布で数週間効果が持続するとされている除菌・抗菌コーティングを毎日一回以上塗布してくださっているんだそう。
外出する以上、各自手洗いや除菌などなにかしらの対策をされている方が大半になってきていると思いますが、やはりこのように対策してくださっていると知る事が出来るととても安心しますよね。このような事態となり、不便な事や心配な事も多いですが、感染対策のレベルがどんどん高くなっていて感心してしまいます。
3.鉄道シミュレーション
続いてこちらの鉄道シミュレーションでは、本物の新1000形電車運転台による実写映像の運転シミュレーターを体験できます。
残念ながら私が訪れた時は体験する事は出来なかったのですが、「初級」「中級」「上級」のほか、小さいお子様でも安心して参加できる「わくわくコース」の4コースが用意されていて、それぞれ違う区間を走行体験できるんだそうです。
運転席には入れませんでしたが、客席部分は自由に入る事が出来るようになっていました。窓の外の景色がリアルで、まるで本当に電車に乗っているかのよう。息子もそう感じたのか定かではありませんが、指を指して一生懸命私になにかを教えてくれていました。
- 体験料:1回500円(税込)
- 体験時間:5~7分程度(選択するコースにより異なる)
※体験は抽選制(2020年10月現在)
4.バスネットワーク
続いて、こちらはバス運転台を再現したコーナー。運転台に座って運転士気分を味わうことが出来ます。このコーナーは大体毎回並んでいるのは2、3組程度で比較的すぐに体験が出来ました。
この後ろはなんと..."バスボタン"がたくさん!
「子供とバスに乗ると、ボタンを押そうとするから大変だよね...」という会話をママ友とした事があるのですが、きっと同じような経験をされた事のある方も多いのではないでしょうか。以前雑誌の付録でバスボタンのおもちゃがついていると知って、本屋さんに足を運ぶと「すごく人気で売り切れちゃったんです」と言われた事もあります。そんな、子供達から大人気のバスボタンが、ここなら押し放題です!!!(笑)
ちなみにうちにもバスボタンのおもちゃがあるのですが、やはりこのようにいっぱい並んでいるのも子供の目には魅力的にうつるのでしょうね。息子はただただひたすらに、夢中で何度もバスボタンを押していました。
5.マイ車両工場
続いてこちらは主にお子さまを対象として、スタッフから京急の車両についての講義を受けたのちにオリジナルデザイン車両の工作体験が出来るコーナー。参加者はオリジナルの京急車両デザインの鉄道玩具「プラレール」を制作し、マイ車両工場専用のオリジナルボックスに入れて持ち帰る事が出来ます。
- 体験料:1回1,000円
- 体験時間:約30分~1時間
こちらも残念ながら私が伺った際は体験出来なかったのですが、2020年9月現在は抽選で体験する事が出来るようです。
京急電車の設計図のようなものも展示されていました。
プラレールの見本も展示されていて、どんなものが作れるんだろうな~と眺めておりました。
オリジナルのプラレールが作れるなんて思い出になりますね。息子も絶対に喜ぶはずなので、次回は是非参加してみたいです!
そうそう、この赤いプラスチックケースにテープやシールを貼って京急線に見立てるアイディア、真似っこしたら喜びそうだなと思いながらみていました。プラレールなどのおもちゃの収納にしたら、子供が自分でお片付けするのにもわかりやすそう...!遊び場に行くとついつい収納のアイディアも参考になるものが多く、チェックしてしまいます。
入場できなくても楽しめる屋外展示
実は、万が一入場が出来なかった場合でも楽しめるコーナーがあります。それは、こちらの屋外展示!
京急ミュージアムが入っているビルの前に、このように京急電車をモチーフとしたキューブ型のイスが設置されています。ビルがガラス張りになっていて、赤い電車もみえるので、息子は「でんしゃ、いっぱい!」と喜び、その後ろの赤い電車の存在に気づき「おおきいでんしゃ!」と二段階で喜んでいました。
入場前や後に記念写真を撮るのにもおすすめのスポットです。
おみやげを買える場所はある?
館内にはガチャガチャが設置されていました。
もしなにか記念に買いたいなと思っている方はこちらのコーナーの利用をおすすめします。もしくは当日オリジナルプラレールを作る事が出来ればそれがおみやげにもなりますね!
アクセス・駐輪場情報
さて、気になるアクセスは、京急線をはじめ各線が乗り入れる横浜駅の東口より徒歩約7分、新高島駅からも近いです。近隣には横浜ベイクォーターや、アンパンマンこどもミュージアムなどもあります。
最近は感染症対策として、近場なら自転車を利用するという方も増えてきているのではないでしょうか。私も少し前に電動自転車を購入したので、自転車で移動する事がふえています。9月からGoogleマップにも自転車ルートが表示されるようになりましたよね!
ということで、せっかくなので需要が増えてきているであろう近隣の駐輪場情報もお届けしたいと思います。まず、先ほどご紹介した屋外展示のケイキューブからすぐ近くの場所に駐輪場がありました。
京急キッズランド新高島保育園のすぐ前あたりです。こちらは最初の30分無料、それ以降は6時間200円だそうです。
私はこの日、ベイクォーターでお昼ごはんを食べようと思っていたので、横浜ベイクォーターの駐輪場を利用しました。
こちらは最初の3時間まで無料、以降1時間毎に100円でしたよ~!京急ミュージアム~ベイクォーターまでは徒歩約6分程。京急ミュージアムの前のみなとみらい大通り沿いを川の方に向かってまっすぐ歩きみなとみらい大橋を渡り切ったくらいの場所にあります。
ミュージアム内はそこまで大規模な施設ではないので、さくっと見ようと思えば30分でも見れてしまうかとは思いますが、体験をするとなると所要時間だったり当日の混み具合等もあるのでもう少し時間がかかるかなと思います。参考までに、私達はこの日1時間程の滞在で施設を後にしました。
最後に
帰りにベイクォーターのところでいつも見ていた赤いシーバスが、実は京急仕様だったことに気づきました。
サイドにマスコットキャラクターのけいきゅんを発見!これはきっと京急ミュージアムに行かなければ気づかなかったと思います。
いかがでしたでしょうか?私は子供が嬉しそうにしている姿をみれたらいいなあという思いで足を運んだのですが、普段なに気なくみていた景色の中にも京急デザインが潜んでいたことを知れたり、車両について詳しく知る事で京急線になんだか愛着がわきました。
感染対策もばっちりで、子供から大人まで楽しめる魅力がぎゅっとつまった施設"京急ミュージアム"。お近くの方は是非足を運んでみてください。
京急ミュージアム
- 住所:神奈川県横浜市西区高島1-2-8京急グループ本社1階
- 開館時間:10:00~17:00(最終入館は16:30まで)
- 休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始および特定日
- 入館料:無料 ※一部のコンテンツは有料となります。
- アクセス:横浜駅東口から徒歩約7分
- HP:https://www.keikyu.co.jp/museum/
※駐車場はありません。公共交通機関をご利用ください。
※休館日、営業時間は変更になる場合があります。
※現在新型コロナウィルス拡大防止のため、営業内容の変更があります。ご来館前にはホームページで最新情報のご確認をお願いいたします。
この記事を書いた人
hiroyuka
2018年11月に男の子を出産し、はじめての育児に奮闘しつつ子連れで行けるお出かけスポットを開拓中です。 ママ目線でリアルな体験レポートをお届けします♪
文・写真hiroyuka/提供元・たびこふれ
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