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「逆輸入でも乗りたい」海外仕様はバリエーション豊富!
ミリタリ仕様の“ランクル70”国内導入の可能性も?
「逆輸入でも乗りたい」海外仕様はバリエーション豊富!

70系は現在、中東やオーストラリアなど約100か国に、月7,000台近く輸出されています。しかも海外では1984年より継続して販売されているわけですから、トヨタの中では超ロングセラーモデルと言えます。
70系の基本的なボディ構成は、ショート、ロング、スーパーロングの3種類。さらに、ショートにはハードトップとソフトトップ、ロングにはバン(日本はワゴン)、シングルキャブトラックが、スーパーロングには多人数乗車バン(トゥループ)とダブルキャブトラックがあります。
今回の日本モデルには大型の樹脂製オーバーフェンダーが装着されていますが、海外向けにはワイドとナローの2タイプを設定。オーストラリアや中東向けモデルには、シュノーケル(水の中で吸気をするための装置)が取り付けられているのも、日本仕様とは異なる部分です。
こうしたモデルは日本でも逆輸入車として購入できますが、製造証明書が付かない国から輸入した場合は、排ガス検査などの費用が高額になる場合があります。それでも日本にはない70系に乗りたいという人が多く、特に78トゥループは市場で人気が高いモデルです。
ミリタリ仕様の“ランクル70”国内導入の可能性も?

ちなみに、70系についてはこんなハナシも。現在、三菱パジェロ(2代目)をベースにして造った73式小型トラック(1/2tトラック)を運用している陸上自衛隊ですが、1期に納入された車両が退役。現在も三菱自動車岡崎製作所で生産は続けられていますが、近い将来に生産を終了するのではないかと言われています。そこで次期車両としてスポットライトが当たったのが、70系です。
パジェロはとうに生産を終了している車種で、部品の製造、供給も厳しい状態になっているのだとか。隊内ではこれに対応するために、古い車両から部品取りするなどして苦労しているようです。
一方、現役バリバリで実績も十分な70系であれば、製造や部品供給の点でも問題ないと見られています。まだ噂の域を出ませんが、近い将来、軍用色に塗られた70系ソフトトップが、日本の道を走る日が来るかもしれません。
文・山崎 友貴/提供元・MOBY
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