コツコツと後払いの利用実績を積み上げていくと、晴れて「信用できる人」になれるのだ。クレジットカードがない場合は、スマホ端末の分割払いでも信用情報を残せる。

クレジットカードの家族カードやデビットカードでは、自分の信用情報に形跡が残らないので注意しよう。

現金主義の人でも作れるクレジットカードがある

信用情報が積み上がっていない人がクレジットカードを作るには、どうすればいいのだろうか。

クレジットカードには審査が甘めと言われるカードがあるので、そうしたカードに申し込むと比較的通りやすいだろう。

たとえば、ステータスの低いクレジットカードなどがそれにあたる。ステータスとは、ゴールドカードやプラチナカードといったカードランクを意味する。現金主義の人は、カードランクの低い一般カードにしておこう。

若いうちにクレジットカードを作っておこう

信用情報は、20代前半までなら空白でも問題はない。しかし、30代40代と年齢を重ねるほど「訳あり」とみなされて審査に通りにくくなる可能性がある。

「持ち家がある」「大きな会社に勤めている」などと、属性に問題がなければ比較的審査に通りやすいが、フリーランスだと厳しいかもしれない。

クレジットカードはなるべく若いうちに作り、利用履歴を積み重ねて名実ともに「信用できる人」になろう。

文・たなべようこ(金融ライター/ファイナンシャル・プランナー)
証券会社に10年勤務。主に個人向けの資産運用アドバイスを行う。現在は金融関連資格と自身の投資経験を活かして、金融ライターとして活動中。