【詳細】050電話番号の仕組みと特徴、メリット

050電話番号の仕組みや特徴、メリットについて詳しく解説します。

【メリット】アプリから番号取得や発着信できる

IP電話は、アプリやネット上で電話番号を取得し、発着信が可能です。

050から始まる電話番号の着信は安全?概要や発信元の確認方法、番号の取得メリット
(画像=050電話番号を提供しているサービスとして、Skype、イオンモバイル、My 050などが挙げられます(ロゴは各社公式サイトから引用)、『オトナライフ』より 引用)

Skype、イオンモバイル、My 050それぞれの特徴は以下の通りです。

月額料金 携帯電話との国内通話料 固定電話との国内通話料
Skype 300円~ 11.67円/1分
※Skype クレジットの場合
2.44円/1分
※Skype クレジットの場合
イオンモバイル 1,078円
※前提としてイオンモバイル回線が必要
0円 0円
My 050 550円/6カ月毎
※別途設定費:550円
19.8円/1分 10.5円/3分

※税込価格

【メリット】固定電話や携帯電話よりも利用料・通話料が安い

上記の通り、050電話番号は固定電話や携帯電話と比べて利用料や通話料が安いのが特徴。たとえば固定電話の場合、月額基本料金が1,500円~2,500円程度。固定電話から携帯電話にかける場合、通話料は17.6円/60秒です。

携帯電話の場合も月額基本料金がかかる上、たとえばソフトバンクの携帯電話から携帯電話への通話料は 22円/30秒となっています。 よって、050電話番号に抵抗がない方は、IP電話を活用することで電話料金を節約できます。

【メリット】データ専用SIMでも割安で通話可能になる

音声回線がないデータ専用SIMでも、050から始まるIP電話を利用して通話が可能になります。

050から始まる電話番号の着信は安全?概要や発信元の確認方法、番号の取得メリット
(画像=050から始まるIP電話は音声回線を使用しません。そのため、データ通信専用の格安SIMでも、IP電話であれば音声通話が可能です、『オトナライフ』より 引用)

【メリット】企業の導入例も多い

データ専用SIMでも割安で通話が可能なため、050から始まるIP電話は法人用携帯でもしばしば利用されます。社員に貸与するスマートフォンにIP電話のアプリをプリインストールしておくケースが一般的です。

一方で近年は「BYOD(Bring Your Own Device)」の考え方が国内でも広まっており、社員の個人携帯をそのまま社用端末として使うケースも。この場合は社員個人が所有するスマホにIP電話アプリをインストールして050電話番号を付与し、その電話番号の通話料を会社に請求する形が主流です。

050電話番号のデメリット

様々なメリットがある050電話番号のIP電話。一方でデメリットもあります。

【デメリット】迷惑電話と勘違いされやすい

実際にスパム電話や詐欺電話は050の電話番号を利用していることが多いため、知らない050電話番号からの電話は警戒される可能性があります。

【デメリット】通話品質は必ずしも高くない

インターネットを利用したIP電話なので、通話品質は使用するインターネット回線の品質によります。従来の固定電話に比べると、通信品質は必ずしも高くはありません。

【デメリット】090や080の電話番号を引き継ぐことはできない

050で始まる電話番号を、090や080で始まる電話番号へ移行できません。050で始まる電話番号は IP 電話サービス専用に割り当てられ、090 または 080 で始まる電話番号は携帯電話サービスに使用されるので、互換性がないからです。