中国1部・武漢三鎮は、来月開幕のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)東地区グループステージで浦和レッズと対戦する。そのACL開幕を前に突如身売りを公式発表。中国1部リーグやACLの戦いに影響を与える可能性が浮上している。
今月28日発表の声明によると、親会社が今月末をもって出資を打ち切り。今月末までの債務をすべて引き受けるものの、保有株をすべて無料で手放すことが決まっているという。また転売先については現在協議中であるとのこと。ホームスタジアムやクラブ姿勢については、来月以降も使用可能だという。
ただ中国国内では、親会社の経営悪化により2021年に解散した江蘇蘇寧と比較する声も。転売先が見つからない場合に、解散の可能性があるという意見も上がっているようだ。
武漢は2021シーズンに中国2部リーグで優勝すると、昨季は昇格組ながらも中国1部でタイトルを獲得。ただ今季は首位から勝ち点14差の6位と苦戦。かつて横浜F・マリノスやガンバ大阪でプレーしていたブラジル人FWアデミウソンは昨季まで主力選手として活躍していたが、今月28日に武漢退団が正式決定している。
なお武漢はACL東地区グループステージで、浦和の他に浦項スティーラーズ(韓国1部)、ハノイFC(ベトナム1部)と対戦。元川崎フロンターレ指揮官の高畠勉氏が、今年6月からチームを率いている。