「ピーターの法則」は、1969年に南カリフォルニア大学の教授「ローレンス・J・ピーター」と、「レイモンド・ハル」による「The Peter Principle」によって発表された法則。組織に所属する人なら、知っておくと良い言葉です。
では、次のうち「ピーターの法則」の正しい意味はどれ?
①売上げの8割は2割の社員に依存するという法則
②組織がシステム開発を行う際、その組織のコミュニケーション構造を反映した構造の設計になるという法則
③組織において能力を認められ昇進したものの、期待する活躍ができず、最終的に組織全体が無能な集団となる法則
答えは…
③組織において能力を認められ昇進したものの、期待する活躍ができず、最終的に組織全体が無能な集団となる法則
解説
ピーターの法則は、普遍的法則として実証されたものでありません。
しかし、有能な人でも、昇進していくにつれて求められる能力が異なることや、昇進を続けることで能力の限界に到達し、「無能化」してしまうという考えが社会の問題をうまくとらえているとして、広く伝わっています。