浦項スティーラーズ(韓国)FWゼカとFWペク

浦和が、ACLグループリーグ中盤(10月24日19:00、11月8日19:00)で対戦するのは、K1リーグ(韓国1部)で、今2023シーズン第28節終了時点(全33節)2位に位置する浦項スティーラーズだ。

浦項で結果を残している要注意選手としては、得点関与数チームトップのFWゼカと、リーグアシストランクトップのFWペク・ソンドンを挙げたい。

ゼカはリーグ戦で今シーズン7ゴール6アシストを記録。1トップを務めることが多い190cmのブラジル人ストライカーで、持ち前の長身を活かしたプレーが特徴である。攻撃の起点になりつつ、ゴール前では脅威になることができる。K1リーグ大田ハナシチズン戦(8月20日4-3)では、ヘディングで2ゴールをあげ勝利に貢献。中央のエリアから斜めに動いてボールを受けることが多く、得点に多く絡む。

またジュビロ磐田(2012-2014)、サガン鳥栖(2015-2016)、V・ファーレン長崎(2016)でプレー経験があるペクは、今シーズンK1リーグで4ゴール8アシストを記録。主に左の攻撃的なポジションを務め、センスのあるオフ・ザ・ボールや俊敏性の高い動きが特徴だ。ゴールから遠くでボールを持ったときは、単独突破よりも細かいパスでの攻撃を好む。ゴールが近くなればクロスやシュート、単独突破も積極的に狙う、細かいスプリントの多い選手だ。


アル・イテハド FWカリム・ベンゼマ 写真:Getty Images

他グループには多くの要注意選手が…

今2023/24シーズンのACLは、昨シーズンよりも強敵が多くなったと言える。その要因は、多くの大物選手を獲得しているサウジプロリーグ(サウジアラビア1部)の存在だ。

グループCのアル・イテハドには、2022年にバロンドールを受賞したFWカリム・ベンゼマ、フランス代表MFエンゴロ・カンテ、ブラジル代表MFファビーニョが所属する。

グループDのアル・ヒラルは、ブラジル代表10番のFWネイマールや、セネガル代表DFカリドゥ・クリバリなど欧州から多くの選手を補強した。

プレーオフを勝ち上がったグループEのアル・ナスルも、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドや、セネガル代表FWサディオ・マネらを擁する。

浦和はこれらの強敵に対峙し、日本勢初となるACL2連覇を達成することができるだろうか。