「レシート」をポイントやマイルに変えることができるのをご存じだろうか。今まで捨てていたものが、お金の代わりになるお得なサービスだ。どのような仕組みで、レシートがポイントになるのだろうか。レシート交換アプリと合わせて紹介する。

捨てていたレシートがお金になる、その仕組みは?

なぜ、レシートがお金になるのか。その仕組みを解説しよう。

レシートは、個人レベルだと「いつ、どこで、何を、いくらで買ったか」の記録にすぎない。しかし、企業にとっては、これが宝の山になる可能性があるのだ。

これまで顧客の購買行動は、小売店であればPOSデータなどから分析することができた。しかしメーカーは、顧客の購買行動に関するデータの入手は難しく、手に入ったとしても不完全であることが多かった。しかし、レシートを集めて情報を解析すれば、顧客の購買行動を把握できる。そのほか、レシートの情報はマーケティング活動や商品開発に活用することもできる。つまり、レシートの情報は、企業にとっては「お金を払ってでも欲しいデータ」なのだ。

消費者は、今まで捨てていたレシートを撮影するだけでポイントやマイルが手に入るメリットがあり、メーカーは、顧客の購買データを手に入れることができる。このようなWin-Winの仕組みが、レシートアプリのビジネスモデルと言えるだろう。

レシートをポイントに変えるスマホアプリ3選

レシートをポイントに変えるアプリは、複数ある。有名なものだけでも、楽天が運営するRakuten Pashaや、高校生がはじめたONE、カタリナ、CASHbなどがあり、選ぶのが難しいかもしれない。今回は、レシートアプリの中でも、特に注目したい3つのアプリを紹介する

CODE

CODEの特徴は、TAMARUポイントとCODEコインだ。レシートを撮影すると、このどちらかがもらえる。TAMARUポイントは換金可能で、CODEコインは集めると懸賞などに応募できる。

もらえるポイント数が毎回変わるので、ゲームのように楽しみながら、レシートをポイントに変えられるのも魅力の一つだ。また、商品の口コミを投稿することでCODEコインをもらえるなど、レシートだけでなく、買い物に関して様々なメリットを付与している点もCODEの特徴だ。

レシーカ

レシーカは、TSUTAYAを運営するCCCが提供するレシートアプリだ。レシートを撮影するだけでTポイントがもらえるシンプルな仕組みになっている。シンプルで操作しやすく、家計簿として使うこともできる。現在は招待制となっており、エントリーサイトから登録する必要がある。

レシータブル

アプリではなくブラウザのサービスだが、レシータブルはぜひチェックしておきたいサービスだ。特定の商品を購入したレシートを撮影することで、ポイントがもらえる仕組みである。会員登録の必要はなく、Yahoo、Google、LINE、dアカウントがあれば始めることができる。

レシータブルのページに行くと、食料品や日用品を中心に様々な商品が並んでおり、その商品にエントリーし、それを購入したレシートを撮影すれば、ポイントがもらえる仕組みだ。もらえるポイントは、楽天Edy、JALマイル、nanaco、WAON、dポイントから選ぶことができる。使い勝手のいいポイントが多いのも魅力だ。

隙間時間を使えば時間も財布の中身も節約が可能

レシートアプリは、他にもたくさんある。ちょっとした隙間時間を利用してできるので、毎日もらうレシートをポイントにして、賢くお得に生活してみてはいかがだろうか。

文・MONEY TIMES編集部
 

【関連記事】
iDeCo(イデコ)を40代から始めるのは遅いのか
ゴールドカードのメリットや作り方 年会費無料のクレジットカードも紹介
「ふるさと納税」するなら知っておくべき5つのこと
ポイント還元率の高いクレジットカード11選
40代が知っておきたい保険の知識まとめ