A110Rより車高を低く設定

アルピーヌは、多くのバリエーションを展開するミッドシップスポーツ、『A110』に最強モデルとなる『A110 エクストリーム』(仮称)を設定することがわかった。

アルピーヌは、ルノーが展開するライトウェイトスポーツカーブランドであり、A110は初代が生産終了となってから40年経過した2017年に復活を遂げた名車だ。これまでベースモデルの上位モデルとして「GT」、「R」、「S」を導入しているほか、「A110 Rルマン」などスペシャルモデルが発売されている。

ニュル付近で捉えたプロトタイプは、スノーフレークデザインの迷彩で包まれているものの、ディテールは隠しておらず、ほぼフルヌード状態だ。そのフロントエンドには、バンパーコーナーにカナードを装着、フロントスプリッターには追加のレイヤーが見てとれる。またボンネットのフロントウィンドウ付近には新設計された大きな吸気口が配置されている。

側面は、サイドスカートなどこれといった変化が見られないが、既存の「R」よりボディをローダウンしていることがわかる。また足回りには、Y字スポークを備えた光沢のあるポリッシュ製ホイールを履いているほか、赤いブレーキキャリパーを備えた、ブレーキディスクが確認できる。

後部では、リアウィンドウ全体をパネルで覆い、その中央には鋭いフィンが付けられている。また大幅に変更されたリアスポイラー、テールライトの上部に追加のリップスポイラーが装備されており、バンパー中央には、デュアルエキゾーストパイプを配置、その周りをディフューザーが囲んでいる。

内部の様子は不明だが、Rでは、6点式ハーネスを備えた「Sabelt」製のカーボンファイバーモノコックシートがすでに提供されており、流用される可能性が高い。

注目の心臓部だが、Rでは、最高出力300ps、最大トルク340Nmを発揮する1.8L直列4気筒ターボチャージャーエンジンを搭載するが、この最強モデルでは、最高出力300psを超えるほか、Rの最高速度285km/hを超える300km/h以上の動力パフォーマンスが噂されている。

A110エクストリームのワールドプレミアは2024年以降で、2026年にEVモデルに以降するまえの最後のモデルとなる可能性がありそうだ。

文・CARSMEET web編集部/提供元・CARSMEET WEB

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