日々忙しさに追われる大人にこそ泊まってほしい、独自の「とき」を紡ぎ出す宿が誕生。
古来より栄えてきた、長野県の旧北国街道沿いにある「海野宿」。その400年に及ぶ歴史を受け継ぎながら、新しい宿「上州屋」が8月24日(木)にグランドオープンした。
歴史ある海野宿に一棟貸し宿「上州屋」が開業
長野県東御市に位置する「上州屋」は、明治初期に建てられた古民家をリノベーションした一棟貸し宿。
この宿にはサウナや図書館などが併設され、プライベートな空間でゆったりとした時間を過ごすことができる。
同宿は最大8名までの宿泊と、最大6名までの時間利用が可能。宿泊料金は平日で66,000円〜(2名で宿泊する場合)。時間利用は日曜と月曜のみ、3時間で17,600円〜となる。
「ときを、ほどく。」―コンセプトの背景と意義
海野宿はかつて養蚕が栄えた歴史を持ち、糸(蚕糸)とは深い繋がりがある。
これにインスパイアされ、今回の宿にも「ときを、ほどく。」というコンセプトを持たせた。
海野宿の歴史と個人の時間が重なり合うことで、個人をがんじがらめにしていた「いと」がほどけ、これまで感じることのなかった余白が生まれる。この余白の中で、新たな「とき」をゲスト自身に見つけてほしいという想いが、このコンセプトには込められている。
特徴的な3つの建物に滞在
「上州屋」には3つの特徴的な建物がある。
「OMOYA」は、ゆったりとした「とき」を楽しめる広々とした建物。土間、キッチン、サウナ、ベッドスペースがあり、四季を感じる中庭も魅力だ。
「DOZO」は、土蔵を修繕した「ときをほどく図書館」。静かな環境で24時間読書にふけることができ、ウッドデッキでも読書が楽しめる。
「OKAIKO」は、養蚕と蚕種の製造が行われていた建物を寝室として生まれ変わらせた施設。大人数で宿泊する場合、人数に応じて寝室スペースを分けたい際にも重宝する。
時間利用で有意義な1日を
3時間から利用できる時間利用では、「上州屋」の施設をプライベート空間として楽しめる。サウナや図書館、食事を楽しむことができ、2名から最大6名まで予約可能だ。
このサウナは自分のリラックスだけでなく、コミュニケーションの場としても利用できる。また、時間利用での読書体験も新たな「とき」を見つけるきっかけとなることだろう。
「上州屋」でゆっくりとした時間を過ごし、新たな気づきを得てみては。
上州屋
所在地:長野県東御市本海野845
(IKKI)