イギリスの伝説のバンド「クイーン」のコンピレーションアルバムの配信をめぐり、ヒットソングが”キャンセル”の被害にあったとして、保守派から批判の声が上がった。

子供向けの音声プラットフォームYotoは、ユニバーサルミュージックとのパートナーシップの第一弾として、ユーザーにクイーンのベストアルバム「グレイテストヒッツ」の販売を開始した。

Universal Music プレスリリース

には「ボヘミアン・ラプソディ」「フラッシュ」「伝説のチャンピオン」などロック史に輝く名曲の数々が並んでいるが、1981年のオリジナル版にあったヒット曲「ファット・ボトム・ガールズ」が削除されていることが判明した。

Foxニュースのコントリビューター、ジョー・コンチャ氏は「彼らは当時、政治的に不適切だったんだ」と振り返りつつ、「曲が存在しなかったというのは馬鹿げてる」と非難。「ブーメラン効果で、40年後にはかつてないほどダウンロードされるようになるだとう」と皮肉った。

は「We Will Woke You!」とダジャレ付きの見出しで報道。ある音楽業界関係者は同紙に「業界内で話し合われていることだが、なぜこのような陽気で楽しい曲が今日の社会で受け入れられないのか理解できない」と疑問を呈した。さらに「ウォークは見境がなくなっている。社会がそうするべきだと言っているように、排除するのではなく、すべての見た目や大きさの人々を称賛したらいいのでは」と語った。