補助金で化石燃料そのものであるガソリン価格を抑制することは脱炭素社会をめざすという政府の方針と完全に矛盾します。言葉は悪いですが二枚舌と言ってもいい。物価高から国民生活を守るためにガソリン補助金を延長するのであれば、産業界のコスト負担軽減や国際競争力維持のためにカーボンプライシングや炭素税も見直してほしいものです。
政府が脱炭素目標を一旦棚上げにすれば、ガソリン補助金はなんの矛盾もありません。加えて、原子力発電の再稼働、火力発電のフル稼働、無理な再エネ導入抑止、再エネ賦課金の廃止などでエネルギー価格を下げれば、内閣支持率も向上するのではないでしょうか。
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『「脱炭素」が世界を救うの大嘘』
『メガソーラーが日本を救うの大嘘』
『SDGsの不都合な真実』
提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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