創作活動に特化したスキルシェアのサービス「SKIMA(スキマ)」を運営するビジュアルワークスが、企業などが個人のクリエイターに簡単に依頼ができるクリエイティブ分野のクラウドソーシングサービス「cone」を開始しました。
クリエイター側としての参加には一定の条件がありますが、副業やフリーランスなど創作活動のあり方も多様化する中、イラストやデザイン、漫画、動画などの創作を行う個人には、企業との取引拡大につながるサービスとなるかもしれません。
3つのマッチング方法
coneは、企業の「company」やクリエイター「creator」、クラウドソーシング「cloudsourcing」などさまざまな「C」の「ナンバーワンでオンリーワンのcreativeを創造していける空間を目指す」(同社)との思いから立ち上げられた新しいクラウドソーシングサービスです。
クリエイターと企業のマッチングには、3つの方法が用意されています。
1つ目が「プロジェクト」で、企業が公開した依頼内容にクリエイターが名乗りを挙げ、そこから企業が依頼するクリエイターを決めて、制作に着手する方法です。
2つ目が「コンペ」で、企業が公開した依頼内容に対し、クリエイターが提案を行い、その中から最もよい提案を企業が選んで納品まで進めます。
3つ目が「直接依頼」で、企業が直接、クリエイターに制作を依頼する方法です。
クリエイターのアサインは?
coneのクリエイターは、同社が運営するスキルシェアのサービス「SKIMA」で活躍しているイラストレーターや、同社が法人向けに行ってきた制作サービスで実績のあるクリエイターなどからアサインしているといい、「プロとしての技術はもちろん、仕事の進め方、契約等に対する知識もしっかり兼ね備えたクリエイターが集まっています」(同社)とのことです。
また、顧客側となる企業などへの対応として、一般的なクラウドソーシングサービスではめずらしい1社あたりに担当のスタッフが付き、サポートにあたるとのことです。
同社は、「『クリエイターとの価値共創』をテーマに、フリーランス、副業などさまざまな形態で働くクリエイターの皆さまを応援します」としており、今後さらに企業などからの依頼の拡大に向けて取り組んでいく考えです。
個人として創作活動を行うクリエイターは、coneのサイト上から無料でクリエイター登録することができます。