スマホについては、毎月の通信料だけであれば信用情報と無関係だが、端末料金の支払いはクレジットと同様に扱われるため、信用情報に傷がつくのだ。いずれも、クレジット・ローン・カップ契約に該当するものである。

税金・年金・公共料金・保険料の滞納は傷がつかない

税金や年金、公共料金や保険料を滞納するとどうなるのだろうか。

結論を言うと、これらを滞納しても信用情報に傷はつかない。住民税や固定資産税、電気・ガス・水道の利用料、生命保険などの保険料はクレジットやローン、割賦契約の対象ではないため、信用情報と無関係だ。

滞納すると差し押さえリスクが発生するので要注意

信用情報に傷がつかないからといって、税金や公共料金を延滞してもペナルティがないというわけではない。

税金を滞納すると、自分の財産が国や自治体に差し押さえられる可能性がある。電気やガスであれば、利用料金未払いの状態だと止められてしまう。生命保険などであれば、強制的に解約されてしまう。

そういった事態を発生させないためにも、常日頃から支払日を確認し、滞納状態にならないようにすることが肝要だ。

文・馬場正裕(ファイナンシャル・プランナー)
高校教師・学習塾・予備校の講師を経て、現在は金融・保険などのマネー系Webライターとして活動中。主に、金融メディア、SDGsメディア、教育メディアに出稿している。