Apple社が開発した腕時計型のウェアラブル端末「Apple Watch」。初代Apple Watchが2015年にリリースされてから、今年で丸8年となる。iPhoneやiPadといった他のApple製品と比べても、決して安くはない価格で販売されているApple Watchだが、一体、その寿命はどれぐらいなのだろうか。

2023年8月15日に投稿された、マメ@jetdaizuさんの「「Apple Watchって何年使えるの?」これ、意外と知らない人も多いはず。今回は2つの側面から”Apple Watchの寿命”についてお話しました。自分のApple Watchの買い替え時期、きちんと知っておきましょう。という書き込みには、見逃しがちなApple Watchの買い替えタイミングを解説した動画のURLが添えられていた。この投稿には、多くの「いいね」がついており、インターネット上で話題となっている。

今回は、こちらの投稿に関する詳細を皆さんにご紹介します。

Apple Watchの寿命は4~5年ほど

結論から言うと、投稿者のマメさん曰く、Apple Watchの寿命は4~5年ほどなのだそうである。そう考えると、時計としては若干、高く感じてしまうかもしれないが、ウェアラブル端末としては、納得のいく値段設定だと言えるだろう。お手持ちのApple Watchがすでに購入から4年経っているという方は、そろそろ買い替えを検討してもよい時期なのかもしれない。

マメさんが提案する4年~5年というApple Watchの寿命の根拠については、サポート面とバッテリー面のふたつの側面が大きく関わっているそうだ。

毎年コンスタントに、新機種が発売されているApple Watchには「watchOS」と呼ばれるiOSをベースとしたモバイルオペレーティングシステムが搭載されている。アップデートを行うことでWatchOSの更新は可能だが、最新版のWatchOSが対象外となる古いApple Watchは、事実上サポートが切れた状態ということになるのだ。

直近のApple Watchで言うと、2022年に発売されたSeries8から2018年に発売されたSeries4までは、最新のWatchOS10にアップデートすることが可能なのだが、それ以前の機種はWatchOS8で止まってしまっている。

つまり、最新版のOSに更新が可能な機種かどうかは、サポート面でApple Watchを買い換えるひとつの目安になるというわけだ。

バッテリー面におけるApple Watchの寿命とは?

続いては、バッテリー面におけるApple Watchの寿命について見ていこう。

以前に比べると、最近の機種は随分バッテリーが長持ちするようになった印象だが、毎日使用していると、購入から3年目ぐらいで最大容量が80%を下回りはじめるらしい。これは公式サイトにも記載されている内容であり、Apple側はバッテリーの平均耐久年数として、一応3年という年数を想定しているそうだ。

使用頻度や使い方によっても耐久年数は変わってくるので、手持ちのApple Watchのバッテリーがどのくらい摩耗しているかは、実際に自分で調べてみるのがよいだろう。

バッテリーの最大容量を確認する方法は、まず、Apple Watch本体から「設定」アプリを開く。続いて「バッテリー」の項目をタップし、「バッテリーの状態」から最大容量を確認すればOKだ。

新品で購入してから3年未満であれば、基本的に大きく劣化していることは少ないが、定期的にチェックして、買い替えの目安とするのがオススメだ。なお、2年使い続けた投稿者のApple Watchは、最大容量が91%だったそうである。